バレンタインデー

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<あらすじ/概要>
 一年に一度訪れる,恋人たちにとって特別な日。バレンタインデー。15人の男女はそれぞれの愛を確かめ合う…。 境遇の違う人たちが老若男女の人々がそれぞれのバレンタインデーを楽しむ。たった一日しかない,その日には人々の様々な思いが行きかうのだ。 バレンタインデーが“愛を確認する日”と呼ばれるように、ここでは15人が本当に大切な人を発見したり、確認したりする話である。 バレンタインデーは人それぞれ,かける思いが違う。特別に思う人、またこの日を嫌う人などなど。 “バレンタインデーは皆が主役”。 15人の主人公たちの話がリンクする心温まる。ほかほかな映画である。

<感想(解釈)>
 バレンタインデーに女性から男性へチョコレートを贈るという習慣が日本独自のものだという事実は知っていたけれど、欧米では男性から女性へ花などの贈りものをする日という,日本とは全く違うスタイルだということに驚いた。ここで思ったのは「バレンタインデーを舞台にした恋愛モノ」という単純なくくりにしてはならないということ。 見終わった後に解説を読み、思い返してみると確かに男性が皆、告白をしたり花束を贈っていたりしていたなぁと今更ながら気付く。 その単純なくくりで見ていたの自分が甘かった。 
 バレンタインデーの習慣を知ったとき、七夕を思い浮かべた。織姫と彦星が年に一度再会する…愛を誓い合った二人が離れ離れにされ,7月7日の年に一度に許されるというのがこの日が持つ意味であるが、これは簡単に言えば織姫と彦星が愛を確かめ合う日ということになる。 つまり、天における“バレンタインデー”だ。
 日本人の感覚だとバレンタインはイコール“告白の日”なのできっとギャップを感じると同時に男女の立場が逆ということに新鮮さ感じる人も少なくないだろう。 アメリカなどでは花屋を営むリードのようにバレンタインデーに合わせてプロポーズをする人も多いだろうし、むしろ風習的と言っても過言ではないだろう。 そういう愛を理想とする人にとっては,とても勇気のいる日ということになる。
 私の記憶する限り、複数の男女のラブストーリーものは『ラブアクチュアリー』以来。どのような位置づけかはわからないけれど このような話のジャンルにもやはり鉄則がある。 それはそれぞれの話がリンクすること。 当たり前なことかもしれないけど、リンクしていなければ話がごちゃつくだけで意味がないからであり、意外なところでつながっていることが見所なのだ。ただ、出演者が多いだけじゃない。『オーシャンズ』シリーズのように全くの一つの物語でもない。 もちろん、『オーシャンズ』も出演者が多いので一つの話とは言え、それぞれの役割があるのでいろんな角度で、見れるのが楽しいのだ。 『ラブアクチュアリー』と似たジャンルではあるけれど、違うのは“バレンタインデー”の持つ意味が大きく影響している。 
 ここでは皆がハッピーな状態から始まり、一度恋愛の挫折をし、またハッピーになるというドラマティックな展開になっている。 もっと詳しく言うならば、主人公たちの多くは愛する相手がいる状態から始まり、それが違っていたことを思い知らされ 失恋したり,また思いも寄らぬ事実を知りショックを受け,戸惑う。そして、彼らは人を愛するということはなんなのかを学んだり、また 本当に心から愛せる人が誰なのかを知るというい運びだ。“恋愛のバイブル”だ。
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by jd69sparrow | 2010-02-17 00:11 | 映画タイトル は行