特攻野郎Aチーム

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<あらすじ>
 荒野のど真ん中での脱出・救出劇で全ては始まった。 米軍の大佐ハンニバル・スミスは 一人無謀にも敵地へ乗り込んだ仲間を救うため,自らも捕まり脱出を遂げる。 ハンニバルはドライバーとパイロットを新たに仲間に迎え,特攻部隊を結成する。 その名も“Aチーム”。 リーダー・ハンニバル、口が達者で腕利きの戦士フェイス、メカに強く,パワータイプのB.A.、クレイジーだけどパイロットとしてはプロフェッショナルなマードックの四人である。 彼らは米軍の中でも階級が高い実力者である。 
 奇抜で大胆な手段で任務を遂行する彼ら。 米ドル紙幣の原版を巡る事件への解決を目指し、周囲の反対を聞かず作戦に出る。 作戦は成功かと思いきや、そこには罠がはられており,不当な裁きを受け,階級を剥奪されバラバラに刑務所へ。 事件の犯人とのグルを疑われたためだった。 しかし、そこで黙っている四人ではない。 名誉の奪還と無実の証明のため、彼らは再結集し、追われながらも真相をあばいていく。

<感想>
 やはり、四人共にキャラクターとしての魅力があるというのには納得である。 誰か一人というのは選びがたいものがある。 誰かが目立ちすぎたり、他のキャラクターを押しのけて前に出ることもない。 ストーリーの流れも,もちろん面白いし、アクション的にも痛快で楽しい場面はたくさんあるが、やはり ここは人物そのものや、彼らの行動に注目したい。 仲間同士のやりとりであったり、各場面で彼らがどんな行動に出るか、次に彼らは何をするのか、ということをどんどん期待したくなる。 常に一歩先を行くAチームだからこそ、絶体絶命の場面でも何かあるとわくわくしてくる。 スーパープレイの数々の、誰も思いつかないような作戦…。 
 チームの一員の誰もが魅力的なのだが、もし誰か?となったとき、個人的にはマードックを選ぶかもしれない。 チームのみんなには受け入れられるものの,多くの人には理解を中々得られない,クレイジーな男だが、かなりの天才肌。 自分が整備していた車にはさまれる場面が漫画的でかなりツボな一こまである。 チームのイケメンはフェイスだが、マードックも話が進むにつれてクレイジーさが和らいでゆき、ハンサムになっていくという…なんとも不思議な展開があるという… 引き出しの多いキャラでもある。 謎めいた部分も多く、思わぬところで意外な実力を発揮するという…見ていて決して飽きさせない愛すべき、キャラクターだ。
 ストーリー展開は、ちょっと目を離そうものなら置いてかれてしまうのではないかというスピード展開もあり、見逃さないようじっくり見るか、二回以上見るといいかもしれない。 それだけメリハリもあるし、この展開こそが,テンポがいいのも魅力と言える。  単純明快のようで実は良い意味で先が見えない。 
 誰も弱音をはかなければ、リーダーへの信頼も揺らぐことのない強い絆がポイントである。 果たしてその絆の強さの秘密とはなんぞや。 特にフェイスがハンニバルによせる信頼は絶大なるものだ。 ハンニバルはその名から連想されるように、レクター博士と同じくかなりの頭のキレる人物。 作戦はピカイチであるからして、かなりの策士と見受けられる。 三人の部下たちをいつも信頼し、バランスよく彼らの実力を発揮させる…そしていつも彼の立てる作戦は的を射ているし、強い。 葉巻がトレードマークのようであり、ハードボイルドさを演出している。 この映画を思い浮かべる時、真っ先に出るのが葉巻をくわえてカッコよく決めるハンニバルの姿である。
 仲間が集まってくる楽しみと、再結集する楽しみを同時に味わえるところも良い。 その瞬間,例えば仲間になる瞬間が,四人とも全く異なり、一風変わった登場だ。 マードックが精神病棟のような場所で、3Dメガネ?をかけて映画を見ている画面の裏側から、まるで画面に映っているものが,画面の中の世界から飛び出したかのごとく,ちょうど映っていたものと同じもの,車が偶然にも飛び出してくる場面は印象的。
 とにかく最後の最後まで目が離せない愉快痛快な作品である。
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by jd69sparrow | 2010-09-01 01:05 | 映画タイトル た行