ブラザーベア2

2011年4月21日(木)

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<1のあらすじ>
 昔、はるか昔。 狩猟民族イヌイットの青年キナイは,成人を迎えてまもなく、熊によって兄を失う。 怒りに身をまかせて、熊に復讐しようと試みたキナイは グレイト・スピリッツの力…兄・シトゥカのパワーで 熊の姿に変えられてしまう。 熊になったキナイは 母親とはぐれた小熊・コーダと出会い,冒険を通して彼らの間には“兄弟”という絆が生まれ,一度は人間に戻ることを望んだキナイだったが 熊として生きることを決意する。

<2のあらすじ>
 キナイが子供だったころ,幼馴染のニータへ友情の証として,お守りをプレゼントした。 そこで大きな“絆”が結ばれるのだった。 月日がたち、季節は春を迎えようとしていた。 恋の季節に…。
 熊としてコーダとともに森で暮らしていたキナイ、一方 ニータには婚約者アトゥカがいて,結婚を誓う日を迎えていた。 しかし、ニータが相手と誓いの証を結ぼうとしたその瞬間、スピリットの意志がくだり、ニータはシャーマンから キナイからのお守りを思い出の場所でキナイと共に燃やさない限り、結婚はできないと教えられ、熊と放せる力を授かり,森へと旅立つ。 


<感想>
ネタバレ注意!※
 ディズニーの描く動物たちの世界はとても魅力的である。 『ライオンキング』に続き、動物たちが野生で暮らす自然界を舞台にした映画『ブラザーベア』もとても魅力的な世界が描かれている。 サバンナから山の大地へ…と、くると今度は海の世界という期待がふくらむのは私だけだろうか。 『ライオンキング』とはまったく違うテイストではあるけれど、『ライオンキング』では“サークル・オブ・ライフ”で,『ブラザーベア』では“グレイト・スピリット”と何か通じるものを感じる。 話はそれるが、グレイトスピリットと,空に雲のような形で登場するムファサは似ている気がする。
 ニータはシャーマンから、過去にお守りを通じてキナイと絆が結ばれているため, 絆の証を燃やさない限りアトゥカとの結婚はできないと告げる。 摩訶不思議な力が存在しても,人と人を結ぶつながりはその力は及ばないのだということが作品全体から伝わってくる。 キナイとニータを再び引き合わせたのは、果たしてグレイト・スピリットの力なのか…。 しかし、幼いころに結んだ,友情の絆が愛の絆となって,キナイとニータを結ぶだなんて、素敵だなぁと思う。
 人と熊との…犬以外の動物との冒険というのはとても珍しいけれど、それ以上に(元は人間とはいえ,)熊と人との恋愛を描いたラブコメ(?)は珍しいだけに新鮮に映った。 しかし、動物と人の恋愛とはいえ、そこに描かれるは 普通の人間の男女の光景に見えた。 再会後のキナイとニータとの距離が次第に狭まってくのが,今回の続編の最大の魅力と言えるかもしれない。
 どういう結末を迎えるかというのを 作品を観ながら 何通りか想像していたけれど、最高なハッピーエンドである。 今回の結末の他に このまま現状維持…つまり、ニータはアトゥカと結ばれるが、イヌイットとキナイとはじめとする熊たちと楽しく暮らすという展開や,キナイだけでなくコーダも人間となる展開などの想像したけれど、三つ目に想像したニータが熊に…という展開という形におさまった。 三つの中で最高な結末と言える。 キナイはニータとの愛も、コーダとの兄弟愛も得るのだから。 ニータが熊になるのは想像はしたものの,意外だった。 幼いシンバ、大人のシンバにナラを同時に見ている気がした。
 『美女と野獣』では野獣から人へと変わる場面が美しく描かれ、個人的には魅力的に感じたのだが、『ブラザーベア』ではその逆である。 グレイト・スピリッツの力で人から熊に変わる場面は実に神秘的で美しい。 しかし両作品ともに共通するのが 動物であるときの表情豊かさである。 表情が動き、それにあわせて毛並みも動くところが繊細に描かれている。
 『ブラザーベア』は ファンタジーな世界であり、非現実的に見えるけれど イヌイットがグレイト・スピリットを信じるように、不思議な力により導かれた運命を信じたくなるときが現実にもあるのは事実と言えるであろう。
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by jd69sparrow | 2011-11-15 18:21 | 映画タイトル は行