マイティ・ソー

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<あらすじ>
 宇宙には9つの惑星がある。 その一つがアスガルド、神々が暮らす王国である。 その国を治めるのがオーディンである。 オーディンはかつて地球人を氷の巨人から助けた英雄。 オーディンは息子にその王位を譲ろうとしていた。 その式典の最中、事件が起き,ソーの王位継承の式はお預けとなった。 天敵である,氷の巨人ラウフェイの魔の手がアスガルドに忍び寄っていたのだ。 それを知った,ソーは弟・ロキと護衛たちを連れて,氷の巨人たちの住処・ヨトゥンヘイムへ乗り込むが,それがアスガルドへの大きな災いとなり,オーディンはソーから雷神としての力を全て奪い、彼を地球へ追放する。 ソーが神から人間へと堕ちる元凶となったのは、ロキだった。 兄への嫉妬心からである。 ロキは無力となった兄を倒し、父親からの愛を得ようともくろみ,ソーは己の傲慢が招いた罰を,父親の思いを人と触れ合うことで知り、学んでいく。

<感想>
 映画語の好き嫌いとその物語が面白いと思うかどうかは別だと考えるのは私だけだろうか。 もうちょっと内容を膨らませたら…とか、考える部分はあるけれど 個人的にこの手の話…つまり、アメコミ・ヒーローの映画は好きだ。 しかし、『マイティ・ソー』はこれまで映画化されたマーベル・ヒーロー作品とは違う印象を受けた。一人の青年の成長を描く人間ドラマというところにおいては、他の作品にもつながるのだが。
 まず、大きな違いはパワーの源にある。 最初から強いのだ。 しかし、その力は一度失われ,ゼロからスタートし、再びヒーローとなって帰ってくるという構成が今までの逆パターンだ。 主人公の性格・特徴も“オレ様ヒーロー”という新たなジャンル。 いくら傲慢とは言え、その中に信じる正義があるから憎めないし、魅力的なのだと思う。 まさしく“若き”ヒーロー。 
 見所はどこか。 それは大きく分けて二つ。 ソーの力を見れる最初の場面と、雷神として復活した後のロキとの兄弟対決だと私は思う。 シェイクスピア作品の影響もあると言うが、エンタテインメントとしての方が濃いような気がする。 アメコミの多くは…と、言えなくもないけれど スパイディのような充実した作品も少なからずある。本作もなんとなく、人間ドラマとしての魅力も垣間見えるが。
 続編の有無はわからないけれど、マーベル・ヒーローが集結する異色作にソーは再登場するらしい。 しかし、『マイティ・ソー』じたいで考えると 『スパイダーマン』シリーズのようにまだ続きそうな余地はあるしめくくり。 だいたい続編の製作は一作目の運命しだいだが,正直なところ その面では微妙かもしれない。 一度力を失ったヒーローが,挫折を味わうことで多くを学び,ヒーロー再生を目指していくの物語は単純だけど、個人的には好きだ。
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by jd69sparrow | 2011-12-26 21:56 | 映画タイトル ま行