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カンフーパンダ2

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<あらすじ>
 龍の戦士選ばれた,パンダのポーは 晴れてマスター5と呼ばれるカンフーの達人の仲間入りを果たした。民の平和を守るため,ポーはあちこちを巡っていた。 ある日、音楽の村に狼の盗賊が現れ,退治に行くことがキッカケでポーは過去の悲しい記憶を思い出し,彼らの任務はあと一歩のところで失敗に終わる。 そして次に彼らを待っていたのは,ゴンメン市を牛耳るシェン大老からゴンメン市を救うという任務だった。 早速旅立つ,ポーたち。 しかし、両親との別れの記憶、自分が何者であるかという疑問と,何故両親は自分を捨てたのかと悩みがポーの中に生まれ、悩みを抱えたまま突き進むのだった。 
 ポーの悲しい過去。 その謎を知るのはシェン大老,ただ一人。 ポーにとってこの任務は過去を探るためでもあった。 カンフーを封じるため,強力な大砲を大量に抱えた、シェン大老との激しい戦いが繰り広げられる。 強敵・シェン大老と戦うための鍵となるのがカンフーの奥義・「内なる平和」。 ポーはこの技を習得出来るのか。

<感想>
 『カンフー・パンダ』の魅力は大きく分けて二つ。 ポーというキャラクターの魅力とギャグやジョークの効いたコメディであることだ。
 字幕版、日本語吹き替え版ともに名だたる有名人がアテレコをしていることも魅力的だが そのキャスト一人一人の声がキャラクターとマッチしているというのが凄い。 観る人によって好みは分かれると思うが それを二分するポイントは主人公である。 それぞれ全く違うイメージが持てるし、どちらにしても それぞれの味が出ているので どちらがいいと選ぶのは非常に難しい。 個人的に、前回は日本語の爽やかで愛嬌のあるポー、今回は字幕版で鑑賞して観ると,コメディアンで もろポーとうキャラクター全快という感じ。 さらに悪役・シェン大老を、悪役をセクシーにまた,とても魅力にみせる,名優が演じていることもかなり、今回の『カンフー・パンダ2』という作品を盛り上げている。
 英語版のポーは「ポー=ジャック」というくらい、一心同体という印象を受ける。 ポーはジャック・ブラックというコメディアンの魅力をそのままアニメにしたかのようである。 明るく、人並み超えたポジティブさ。 早口で台詞が話される中にポーのうちから出てくる感情がリアルに表現されている。 キャストがキャラクターを作り上げているというのは、このことだ。 ポーというキャラクターだけでも、ボイスキャストだけでも成り立たない,二つが揃って初めて人々を魅了するのである。
 ポーはパワータイプのマスターと言える。 その力は龍の戦士に選ばれた,今では頼もしい戦力。 しかし、ポー自身、他のマスターたちより一見,不器用。 だけど、ポーでしかなしえない手段で器用に危機を乗り越え,もろバレになりそうな事態もうまぁく すり抜けるのである。 そこにはこの作品のもう一つである,コメディという魅力が隠れている。  8割以上、笑い要素が盛り込まれており ポーという濃いキャラクターが物語全体のテンポを良くし,コメディというエッセンスを作品全体に注いでいる。
 個人的に好きな場面。 獅子舞のドラゴン版みたいなのにポーとマスターファイブが入るくだり、ウルフ隊長(シェン大老の部下)とポーとの一騎打ち、前後するが,この二つのチャプターの最初にポーが人目をするリ抜ける場面、予言おばばとの2ショットで寝たフリをする短いシーン…など多くある。

by jd69sparrow | 2011-08-20 22:39 | 映画タイトル か行