ワイルド・スピード MEGA MAX

2011.10.5.wed.

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<あらすじ>
 元・FBI捜査官ブライアンは、凄腕のドライバー。 その相棒となるのがドムである。 そして、ブライアンの恋人ミアはドムの妹であり,兄のドライバー・テクにひけをとらない。 刑務所へ懲役25年の服役が決まり,その護送中のバスから、ブライアンとミアのコンビが脱走を手助けする。 一度ドムと別れ、二人がやってきたのは南米・ブラジルのリオ。 ドムの悪友ヴィンスを訪ねるためだ。 二人はヴィンスに仕事を持ちかけられ、一つのヤマを踏むことに。 しかし、その仕事の最中、ドムに再会するも 他にいた誰かの裏切りにより,三人はブラジルでも追われる身となるだった。 
 その裏切りに絡むのが,リオを牛耳る投資家・レイエス。 彼は警察署をも買収するほどの強敵。 さらにアメリカからはドムたちを追う,難敵ホブス捜査官が。 挟み撃ち状態の危機に陥るドムたちだったが,レイエスに一泡吹かせるべく、かつての仲間たちを再結集させるのである。 狙うはレイエスが警察署内に持つ,1億もの大金がおさめられた金庫。 大胆なこの計画の行く末はいかに!!

<感想>
 ストリート・レースで始まった本作は、カー・アクションエンタテインメントとしてさらなる進化を遂げた。 しかし、ただ車を走らせるのではなく、車を武器にしたアクション。 ドムとブライアンを除く,主役といえば各シーンで登場する様々な車たち。 アクションと言えば、刑事モノアクションなど見られるようなガンアクションや拳を交えてのファイトが定番だ。 従来のそういったアクションにもカーチェイスはあるが,それはあくまでアクションの一つに過ぎない。 本作はその真逆と言えるだろう。 ガンアクションやファイト・シーンありきだが、メインはカーアクションである。
 作品全体で考えた時、主軸になるのは何かと言ったら、ドムとブライアン含めたチームの自由をもとめた,ドラマである。 車たちは目立ちすぎず,目立たなすぎずなのだ。
 カーアクションの魅力について。 見所となる場所は数多くあるけれど その中でいくつかあげるとするならば、走る列車から地上へ車を発進させる場面から谷底へのダイブの件、パトカーでのカーレース、改造済みのパトカーで汚職した警察官たちを出し抜くカーチェイスから車二台につなげた金庫を武器に追っ手を振り払うところから 決着がつくまでのクライマックスである。
 敵の目から逃れる,“透明な車”としえ選ばれたのが パトカーというのは必然ともいえるが,そのアイディアは斬新でもある。 そして、パトカーでのカーレースなど,この映画でしかなしえない,貴重なシーンと言えるだろう。 
 映画ファンならお気づきかもしれないが、今回の特徴と言えるのが『オーシャンズ11』。 各方面で実力あるものたちが結集して,裏社会のドンから宝を奪い,倒すというところは、まさに類似しているのだが 決して模倣ではない。 いわば、娯楽映画の中の一つのカテゴリーに過ぎない。 仮に一つ違いをあげるとしたら、チーム活躍の中に女性の存在があるということだろう。 最初からチームの一員であり,しかも男性陣にひけをとらない腕っぷし。 ジゼルがその一人。 唯一のバイクを乗りこなし,さらに重要なシーンでは女の武器を巧みに使うという小悪魔ぶりは凄い。

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 カーアクションだけでなく、注目したいのがこのポスター。 ゴリ対ボス猿(『スラムダンク』))に見えなくもない二人が前後に並び,ゴリ…ではなく、ドムの横にブライアン。 このポスターが映画を全体を表したものと言っても過言ではない。 というより、映画ポスターとは本来そのものなのだろう。 だけど、意識して見たことは ほとんどない。 そして、映画を見た後だからこそ ここに込められた意味をよく理解できる。 わかる人は鑑賞前でもわかるかもしれない。 まず、シリーズを見ずとも,きっとブライアンが元・FBI捜査官というのがわかると思う。 そしてそれよりも意味深いのがドム&ブライアンとホブスの立ち位置。 二人と一人の間に車があるのも重要な意味をもたらすと思うし、車の後ろにホブスというのがポイント。
 見逃してはならないのが次回への伏線となるワンシーン。 エンドロールが始まっても席を立たないことをオススメする。
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by jd69sparrow | 2012-01-16 14:46 | 映画タイトル わ行