オリジナリティとメッセージ。

ついこの間、アニメ業界でこの二つの言葉について

賛否両論の意見が出た。

それは 映画『マトリックス』のもとにもなった,

あの名作映画の監督の発言である。


「今の日本アニメはコピーのコピー」


これはとても衝撃的な言葉。

しかし、事実。

(この言葉だけ切り取ると、お隣の国のことをとやかく言えないかも…)


さらに、

90年代の脚光をあびた,ヒットメーカーも「自分はコピー世代」と告白。

言われてみたら シリーズが様々なタイプに変化を遂げながら

長く愛されているSFアクションアニメと類似しているかもしれない。



極めつけに…というべきでしょうか。

日本アニメの巨匠も日本のアニメのことを海外で問われた時、

顔をくもらせたという。


これらのニュース記事から抜粋したことを

考えてみると

世界に認められた日本アニメというのは

ほんの一握りなんだなぁと思う。



ネットでは賛否両論の意見が書き込まれているようだが

反対意見でニュースに取り上げられているのを読むと、

苦し紛れにしか聞こえない。


この「コピーのコピー」と発言した監督の作品への中傷である。

監督が言うのは、アニメ全般,とりわけ,最近新しく始まったものを言っている。

だから、監督の作品にしぼって中傷するこの反対意見は

的外れである。


個人的に言えば

紛れもない現実だと思う。

監督の「萌え作品は一部のファンの消化財」という言葉も納得。

アニメ作品も映画と同じ,オリジナリティとメッセージ性にかけており、

ただ一部のターゲットにしぼった消耗品に思えてならない。

観たことなくて言うのもなんだけれど

観る気にすらならない。


確かに視聴者を喜ばせることも大切だけど

ただ、それにつきるのも 問題だ。

作品で描かれるのはファンタジーだとしても

ビジネスライクというファンタジーとはかけ離れた現実がある。


私たちは気づかず、あるいは気づいていても

コピー作品を観ている。

それで満足できるなら それはそれでいいと思うし、

コピー作品への否定はしない。


映画もテレビドラマも同じことが言える。

とりわけテレビドラマでは

コピーよりも、漫画の実写化が目立つ。

漫画ファンで喜ぶこともあるのだが

やはり、最近あまり目新しさがないように思える。



過去のヒット作の後に純なオリジナルを生み出すことは

難しいかもしれないが、不可能ではない。

この世に私たちが知らないことがまだまだ多くあるように

オリジナルへつながるものは まだまだあると思う。

…って偉そうな事を言ってスミマセン。


名作に憧れて同じ道を行く人は多い。

憧れて真似る気持もわかる。

既存の作品に

自分流をちょっとスパイスして

あるいは、漫画やテレビという媒体…つまり、

お皿に盛りつけ方だけ変えた作品が最近増えてきているが

やっぱり作り手だけのオリジナルを

貫いてほしい。
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by jd69sparrow | 2011-11-24 18:01 | 独り言。