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シティ・ハンター in ソウル

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<あらすじ>
 主人公イ・ユンソンは 幼い頃に 軍の特殊部隊にいた父親を仲間の裏切りにより,失った。 彼の父親にも多くの犠牲者が出たが たった一人生き残った元・大統領警護官である,イ・ジンピョがユンソンの父親代わりであり,大人になった現在,その事実を知らされる。 二人は ユンソンの父親を,その部隊にいた犠牲者たちの命を追いやった,五人の裏切り者を追い,復讐をとげる共通の目的があり,協力することに。 ユンソンは“シティ・ハンター”と呼ばれるようになり,標的を殺すことなく制裁をくだすべく,青瓦台(日本で言うSPの組織)を隠れ蓑に 五人をあぶりだしていく。 
 復讐の一方で ユンソンは青瓦台に新人・警護官としてやってきたキム・ナナへ密かに思いをよせ,ナナが危機に見舞われたとき,気づかれぬよう助ける。 ユンソンの復讐計画にからんでくるソウル地検のキム・ヨンジュ検事とは 恋のライバルであり,ある意味で協力関係にある。

<感想>
 日本のハードボイルド系漫画『シティ・ハンター』を実写化した韓国ドラマ。 オリジナル版がコメディとされているが,ラブコメ的な要素は控えめであり, 『プリズン・ブレイク』や『24』のような シリアス・アクション色が濃い。 今まで韓国ドラマと言えば、ファンテジーチックなラブストーリーやホームドラマのイメージが強かったのだが 完全に そのイメージが覆され,おそらくは 韓流ドラマ界において異色なものだろう。 アメリカの同ジャンルのドラマシリーズに引けをとらない,かなりクオリティの高いドラマと言える。
 主演は 『花より男子 Boys over Flowes』のイ・ミンホである。 ユンソン、ナナ、ヨンジュの三角関係は『花男』における道明寺、つくし、花沢類のものと 似ているし、人物像としてもそれぞれ共通するものがある。ユンソンは 銃を持った相手に 武器無しで立ち向かえる強さやクールな一面がある一方で,ナナの前では 意地悪で恋愛面では不器用なところが道明寺そのものだし、可愛くて憎めない魅力である。 ナナもつくし同様、男を投げ飛ばすような強さを持ち,負けん気も強いが 影で自分を支えてくれる“足ながオジサン”,ユンソンとは正反対なソフトで優しいヨンジュに対しては女の子らしい顔を見せる面もあり、やはり つくし に見える。 
 この作品のいての最大の魅力は ユンソンを演じるイ・ミンホのクールで大胆なアクションと恋に不器用なユンソンの可愛さだと思う。 ナナのことを思うも いつもライバルより一歩遅れてしまったり,想いを中々ストレートに表現出来ないのである。

by jd69sparrow | 2012-02-14 00:00 | ドラマ・その他