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モナリザ・スマイル

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 1953~1954年のニューイングランドを舞台にした学園ヒューマンドラマ。 主演は「プリティ・ウーマン 」シリーズや「エリン・ブロコビッチ 」のジュリア・ロバーツ、彼女が演じるのはアメリカのカルフォルニアからやって来た,名門ウェルズリー大学という女子大の優等生ぞろいのクラスの美術史を受け持つことになった キャサリン・ワトソンで、キャサリンのもとで美術史を学ぶ生徒役には、子役時代から映画に出演し,アメリカの人気コミックを映画化した,「シービスケット 」のトビー・マグワイア主演の「スパイダーマン 」シリーズでヒロインを演じている キルスティン・ダンストに (こちらも人気のある,)小説を映画化した,「ブラザーズ・グリム 」のマット・デイモン主演の(サスペンス)アクション映画「ボーン・アイデンティティ 」に出演したジュリア・スタイルズ、「アダプテーション 」でニコラス・ケイジ(「ナショナル・トレジャー 」)と共演したマギー・ギレンホール、そしてジェニファー・グッドウィンがいる。
 ジュリアが出演した数多くの映画で印象に残るのは“big smile”!彼女の笑顔はいつも心の中に残る。今回の「モナリザ・スマイル 」でもその素敵な笑顔をうかがうことができる、そして同僚に“モナ・リサ(モナリザ)”と呼ばれるのには些細な一言であるとはいえ、この映画の中では何か、大きな意味をもたらしているようである。つまりはこの映画におけるキーワードということなのだろう(タイトルにもなっているので当たり前かもしれないが)。
 「モナリザ・スマイル 」はキャサリンだけのストーリーではなく、言うならば 先生とその生徒一人一人の人間模様をテーマにしたストーリーなのだ。キャサリン(ジュリア)、ベティ(キルスティン)、ジョーン(スタイルズ)、ジゼル(マギー)、コニー(ジェニファー)を中心としたドラマである。
 女性が大学へ行かなかった時代から女性が大学へ行くことが認められ始められたばかりの時代で、ウェルズリー大学に通う生徒は親のしいたレールの上を歩き、後半になる頃にはほとんどの生徒の結婚が決まっている、そしてそんな彼女たちは教科書や参考書に書かれたことだけが全てでも言うような現代でいうマニュアルな人々なのだ。 そこにキャサリンという(彼女たちの知らない)風が吹き、そんな自分のやりたいことができない生徒たちの前に立つ大きな壁を打ち砕いていく様子がおもしろい。 
 私が「モナリザ・スマイル 」を知ったのはこの映画のノベライズ(?)本である。こちらもとても中身があって感動的で楽しく、映画はノベライズ本で持った期待どおりのとてもおもしろい内容だ。

by jd69sparrow | 2005-10-22 00:05 | 映画タイトル ま行