フォーン・ブース

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 これはとても斬新な映画だ。 81分という実写映画としては短いフィルムの中に普通の120分ものに劣らないおもしろさと映画をつくる方々の熱意がある。 本編とメイキングを合わせて必ず見るべきだ。監督はなんとあの「オペラ座の怪人」(「DEARフランキー」のジェラルド・バトラー主演)のジョエル・シューマーカー監督!! とても驚いた。 一般的に映画を製作するのには何ヶ月かの長い歳月をかけて撮影されるが彼は たったの10日間,つまり1週間で仕上げた当のだからすごい。   
  主演はコリン・ファレル(「アレキサンダー」・・・歴史長編映画)、共演者にはフォレスト・ウィテカー(「パニック・ルーム」・・・「アンナと王様」のジョディ・フォスター主演のサスペンス・スリラー),ケイティ・ホームズ(「ギフト」・・・「マトリックス」シリーズのキアヌ・リーヴスと共演した,スリラーもの),ラダ・ミッチェル(「ネバーランド」・・・「チャーリーとチョコレート工場」のジョニー・デップ主演のヒューマン),キーファー・サザーランド(「テイキング・ライブス」・・・「トゥームレイダー」シリーズのアンジェリーナ・ジョリー主演のサスペンス)がいる。 
はじまりはこの映画のイメージとは違う雰囲気である。この映画では、現代社会の世界を“リアル”に表現していると同時に現代の事実を伝えている、そして犯人の真意に共感できるというのが今までにない例なのだ。 メインとなるものを一つあげるとしたらタイトルにあるように“電話”、そして舞台となるのがNYの街の一画にある“公衆電話”。 ゆえにほとんど一箇所でストーリーで進行していく。 主人公“スチュ”ことスチュワート・シェパードは“偽りの世界”で生きる,誠実さに欠ける男性で、スチュと見知らぬ,公衆電話の主との駆け引きと主人公自身の物語だ。そして主人公はじわじわと追い込まれていく...。 
  今まで コリンには注目したことがなかったが彼の演技は素晴らしいということが「フォーン・ブース」でよくわかった。 とても力のある演技で、しかも演技にかける熱意が伝わってくるよう。前半では考えられないスチュが後半にある、最後まで見てわかるようにコリンは心の変化を徐々に始めから終わりにかけてつけていくのをかなりうまく表現している。 近代文学になる前の昔のイギリス文学では、主人公が最後までずっと変わることないようだが やはりこの映画が良い例であるように、主人公がはじめと終わりとで違うというのはやはりおもしろい。 主人公とその身の回りの人物が標的にされるだけに緊張感はましていく。 気まぐれで、陽気に主人公へ語りかけてくる電話の主の性格も中々おもしろい。その電話の主、言い換えれば犯人は教養があり、侮れない。だからこそおもしろくなるのだろう。 映像の見せ方もすごくこっていると思う。主に映し出されるのが1台の公衆電話なだけに他とは違う、そうでなくても全体的にすごく丁寧であるのだが。ある部分はテレビ番組のようで、ある部分は映画の世界とは別世界から見ているようだ。
 最後には予想だにしない、あっと驚くだろう。映画のおもしろさはやはりラストで極めつけとなる。 全編のおもしろさとラストでその映画に対する想いが決まるのではないかと思う。 コリンはかっこいい!! 髭がとても似合っているのだ、“髭があってもなくてもキマル!”と思ったのはジョニデ以来だろうか。 私的に満足度は100である。 サスペンスものなのに なぜかあまりその実感が湧かない、しかしまたそれがおもしろいわけで、これはめちゃめちゃおすすめです(ノ≧д≦)ノ
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by jd69sparrow | 2005-10-26 01:58 | 映画タイトル は行