ビッグ・フィッシュ

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ティム・バートン (「チャーリーとチョコレート工場」・・・「シークレットウィンドウ」のジョニー・デップ 主演映画)監督による、ファタスティックな話。父が息子に一番大切なこと語るというもの。主演はユアン・マクレガー (「スターウォーズ」エピソード1~3・・・ジョージ・ルーカス 監督による大ヒットSF映画)、共演の役者さんはアルバート・フィニー (「エリン・ブロコビッチ」・・・「モナリザ・スマイル」のジュリア・ロバーツ 主演の映画),ビリー・クラダップ (「スリーパーズ」・・・「Mr.&Ms.Smith」のブラッド・ピット 出演作),ジェシカ・ラング (「キングコング」・・・70年代に公開された),ヘレナ・ボナム=カーター (「チャーリーとチョコレート工場」、「コープスブライド」・・・両作品でティム・バートン 監督とジョニー・デップ と共演している),スティーブ・ブシェミ (「アルマゲドン」・・・ブルース・ウィルス 主演のSF感動作),ダニー・デビート (「バットマン リターンズ」),アリソン・ローマン (「マッチスティック・メン」・・・「フェイス/オフ」のニコラス・ケイジ 主演映画),ロバート・ギローム (「ライオンキング」・・・舞台にもなったディズニーの名作),マリオン・コティアール (「TAXi」・・・「レオン」のリュック・ベッソン が脚本・製作を手がけた大ヒットアクション)である。
 ティムならではの不思議な世界が広がる映画だが、現実を基盤として幻想的な世界がそこにはあった。 彼らしさがうかがえられるところがあちこちにあり、カールとの出会い以降に特にそれが感じられた。風景やセットの作りがそうなのだ。 ティムといえばオカルト的映画のイメージがある、それはジョニー・デップ主演の「スリーピーホロウ」や「コープスブライド」、ディズニー・ストップモーション映画「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」(吹き替え版だと主人公ジャックは「ホテル・ビーナス」の市村 正種 さんが担当している!)だ。 しかし忘れてはいけないのが,「シザー・ハンズ」(ジョニデ主演のヒューマン)、感動を呼ぶヒューマン映画の達人でもあるのだ。 そしてこの「ビッグ・フィッシュ」はそんな“感動を呼ぶヒューマン”もの。 とてもよい映画だと思う。
 普通、一人の人間の生涯を描く際 現在と過去とをそれぞれ違う役者さんが演じるという場合イメージが変わるものだが、この映画では青年時代の主人公・エドワードと現在の彼とでは イメージが変わることなく,互いの資質がどこか似ていて若い頃の彼らは現在の彼らと変わらない、キャスティングがとてもうまいと私は思う。
登場人物も素晴らしければ、役者さん方もそれに比例している。特に主人公エドワードを演じたユアンにそれが感じ取れた。彼を見てまず思うのが瞳が<b>輝いているという点をあげるだろう。それは目の奥底まで広がっているのだ。
 主人公エドワードは 心の中に微塵も“悪なるもの”がなく、自分の人生に満足し、楽しんでいる、そして その楽しい人生を楽しく、イマジネーションをきかせながら(聞き手にも楽しく伝わるように)語り継ぐ。 決して物事をマイナスに考えたりせず常に前向きに,そしてポジティブに生きる人、(自信に満ちあふれているがそれがプラスに見える)どこへ行っても人々に愛されるという理想的な人間像と言えるだろう。 印象に残るところは数多くあれど、特にサンドラに恋をするシーンが印象に残る。エドワードの人一倍純粋であるのが良くわかる、あそこまで想いをよせられたら始めはその気がなくても女性は彼に惹かれるのではないかと思う。映画の有名な背景というか、シーンに多くの水仙に囲まれる二人が映るところがあり、それはもちろんエドワードの恋が始まるシーンの幕開けも心に残る。
 役者陣の中にメインキャストではなく,脇役であるが「チャーリーとチョコレート工場」に出てくる,インパクトがあるというか、とても個性的な,とある役者さん達が出演しているのは驚いた。
 結論を述べるとすると、(出だしの方と少しかぶるが)父・エドワードは、息子・ウィルに自分の人生を楽しむこと、そしてその人生の楽しさをイマージネーションをしながら,(聞き手にもイマジネーションさせること)語ることの大切さを伝えたかったのだと思う。 父親と息子が分かち合うことを主にした映画で、題名にまさしくふさわしい。
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by jd69sparrow | 2005-10-28 11:14 | 映画タイトル は行