耳に残るのは君の歌声

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 原題「THE MAN WHO CRIED」。 クリスティーナリッチ(as スージー、「スリーピーホロウ」)、ケイト・ブランシェット(as ローラ、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ)、ジョン・パトゥーロ(as ダンテ、「シークレットウィンドウ」・・・ジョニデと再共演)、ジョニ-・デップ(as チェーザー、「コープスブライド」)の4人の主役たちがいるヒューマンドラマ。 
 4人の主人公たちは一つのサークルの中にいる。 スージーは早くに唯一の家族である父親と別れ父親を想い,心のどこかで再び会えることを願いつつ 歌によって一人で生きる少女、ローラは“愛”という幸せを追い求める女性、ダンテはプライドが高く,孤独と自分と違うものを嫌うオペラ歌手、チェーザーは己の運命に身を任せ 控えめ,スージーと同じ状況下に立つ男性。
 この映画ではどの映画よりもセリフは少なめ、特にスージーとチェーザーは沈黙で出方・自分のすべきことを慎重に見極める。 セリフではなく映像を主として見るものに全てを語り、伝えるのだ。 だから 人物一人一人の映し方がとても正確だ。 時代は20世紀初頭、戦争の時代だが、あくまでそれはメインではない。 それは一部でしか過ぎないようだ。 描写などもとてもキレイで“のコラボレーション”は目に焼きついた。 ストーリーは淡々と進み、やはり静か。 ところどころにオペラやアカペラによる歌う場面が多く出るが その歌詞を追ってみると物語の中のことをそのまま歌にしたようだ。 そしてこの時代の戦争が身近のものに思わせるようでもあった。
 クリスティーナと言えばホラームービーの出演が多いようだ。しかしその中で「キャスバー」はホラーのようなところもあるけれどおもしろい。 個人的に彼女は日本で言う「安達 祐美」のような気がする。 前回彼女を映画で見たのは「キャスパー」で、その時はまだ幼かった、しかしこの映画では’(小柄だけど)大人の女性で、場面によりクリスティーナの見え方や味がが変わってくる。
 一人の役者さんを見るとき、そしてその人の出演作を見るたびに新しい一面が見えてくるので、見方も少しずつ変化していくのだ。 今回のジョニ-は自分の知っている彼とは何かが違うように見えた、それが何かはわからないが。セリフは少なめだが、良い役柄である。 白馬にまたがり疾走する姿はとてもかっこいい(もちろん ジョニ-自身がかっこいい)。
 歌が中心となり、ストーリー展開する。その中でもオペラが心に残る。 映画の中でオペラが聞けたのは「オペラ座の怪人」以来で、このような芸術的な映画はオペラなどがあることにより、よりいっそう芸術性が高まり,“”がいっそう広がる。 場所はいくつかと移り変わりそれぞれの国の美しさがある。
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by jd69sparrow | 2005-11-09 01:47 | 映画タイトル か行