シャンハイ・ナイト

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 2000年公開「シャンハイ・ヌーン」から3年。その続編となる,「シャンハイ・ナイト」で再びジャッキー・チェン)扮するジョンとオーウェン・ウィルソン)扮するロイのコンビがおくるアクションコメディがパワーアップして帰ってきた!! ジャッキーが出演する映画のDVDがこれでまだ2本目で、それまではテレビ放送でしか彼の映画を見たことがなかった。そしてオーウェンにおいては初めて全編通して本人の声を聞いた。ジャッキーは吹き替え版の少し高めの声に対して,本人の声わりと低めで彼の話す英語はネイティブに匹敵するほどベラベラでとても聞き取りやすいものだった。 オーウェンは「アイ,スパイ」が放送されたときの吹き替えの方の声とはあまり変わらない少年のような声である。 
 ジョンはアメリカ西部の保安官(?)を続けており,ロイは今でいうアルバイトをしていた。
 口が達者なロイとそんなロイにのせられがちだが,カンフーの達人のジョンは相変わらず健在。2人が今回暴れるのはロンドンだ。
 ジョンは冷静に事を見極めるが,敵と戦うさまは実にコミカル。ロイにのせられるジョンはどこか可愛い,逆にロイをのせるときのジョンは中々やるなというか機転のよさがうかがえる。 ロイは少々気が小さいが、ジョンに鍛えられてか,前回よりたくましくなっている。 ジャッキーがこなす激しいアクションや武術のかわりにひらめき があり、その発想は大胆かつおもしろみのあるもの。
 映画全体がアニメーションのようなコミカルさがあり、古典的なコメディのようである(時代物だからというのもあるかもしれないが)。 ジャッキーのアクションは幅が広い、というのは普通のアクションだと拳と拳,あるいは武器を使ってのアクションアクションが多いが,ジャッキー・ムービー の場合はバラエティにあふれていて ある意味コント仕掛けのようでおもしろい、普通のコメディの笑いとは違うが、笑いたい時、そうでない時でもとても楽しめる。
 時代設定が19世紀後半のロンドンというのがあってか、(主人公二人を除いて)登場人物が近代の有名な人物が出てくるのでそれがなんであるかを探していくのも楽しいかもしれない。そして場面ごと次々にジャンルが変わるバックで流れる曲にも注目。
 こんなバラエティにとんだ映画は中々ないだろう!今まで見てきたジャッキー主演映画の中で一番おもしろくてスケールの大きさを感じる。
 ビック・ベンが出てくるだけでも ロンドンらしさが出てくるが、日本だけの夏の風物詩だと思われていたもの(日本とヨーロッパのどちらが先かはわからないが)がロンドン(ビック・ベンをバックに)映し出されるというのはなんて美しいのだろう! 日本には日本の、ロンドンにはロンドンのよさがあり、国によって違う顔を見せるものだとわかった。
 ほとんどのアクション映画には残酷さはないのだが、敵が倒され,その直後の瞬間はけして映し出せることはないが想像してみるとちょっとぞっとすることがある(場合によるが)。
 この舞台となる地ならではのシーンが多く見受けられておもしろい。悪役の紳士なさまは意外であり驚いた。
 できることなら続編を作って欲しい!
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by jd69sparrow | 2005-11-20 23:04 | 映画タイトル さ行