プライドと偏見

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 コリン・ファース(「ブリジット・ジョーンズの日記」)主演のドラマ「高慢と偏見」はご存知だろうか。 放送されていたのは95年のテレビシリーズである。 そして舞台(今回の出演者の1人 ベネット家に嵐を呼ぶ?ウィッカム役ルパート・フレンドはその舞台版で,主要人物で、ドラマ版では主人公で上流階級で地主でもあるダーシー氏を演じている。 同じ作品で正反対な性格の二人を演じているというのはおもしろい)。 イギリス文学史に名を残した作家ジェイン・オースティン原作の文学作品がドラマ化、舞台化、さらには映画化されるというのは大変珍しく、はっきり言ってすごいといしかいいようがない(別名「自負と偏見」)。 ジェインは「エマ」という作品でも有名だ。
 テレビシリーズとこの映画版とを比較してしまう。 テレビシリーズではコリン・ファースがダーシー氏を演じているが、おもしろいことに「ブリジット・ジョーンズの日記」での役と名前が同じなのだ。 そしてもう一つおもしろいのは、映画版を見てもわかるように「ブリジット~」の主人公ブリジットと ダーシーとのやりとりと、(映画版では主人公の)ベネット家・5人姉妹の次女エリザベスとダーシー氏のやりとりに重なるところだろう。 
 現代、作られた「ブリジット~」と今から約200年前(1813年)つまり、19世紀の作品とが同じおもしろさの要素が盛り込まれているというのはとても興味深いところ。 「高慢と偏見」の現代版が「ブリジット~」と言ってもおかしくはない。というのは「高慢と偏見」現代風にアレンジされたという話があるからである。19世紀に活躍した女性による作品をこうして現在でも楽しむことができることは“素晴らしい”の一言だ。 ちなみにあとでわかったことだが、「プライドと偏見」(“高慢と偏見”)は「ブリジット~」のスタッフの方々とは同じらしい。 
 全く新しいキャスト陣が組まれた。主人公エリザベスを「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイ、その父親ベネット氏を「コールド・マウンテン」のドナルド・サザーランド、エリザベスの相手役の無口で紳士なダーシー氏を、イギリスの舞台などで活躍中のマシュー・マクファディン、ベネット家の長女ジェーンを「ダイ・アナザーデイ」のロザムンド・パイク、ダーシー氏の叔母キャサリン夫人役にはクラシック系の映画に多く出演されている名女優ジュディ・デンチ
 多少カットされたり、細かい背景などが変わっているところもある。そして原作が古いので幅広い年齢層にまだ広がっていないかもしれないが、昔の文学作品が現代につながっているとよくいうが、まさにそのとおりであり、ストーリーはとても奥深く その中には筆者の強いメッセージがある。 さらに、イギリスの田舎町が舞台というのも魅力的。 美しい大自然が広がり、そこにはそれにある芸術的な住まいが並び、そして屋敷がそびえたっている。 それこそ、絵画のよう。
 5人の娘がいるベネット家、上流階級の紳士ダーシー氏やビングリー氏、身分違いの恋、主人公たちはその中に、自由な愛を求めるのだ。 論争の場面もまた見所の一つ。
 最後まで見逃せないし、先読みできないおもしろさがまたポイントだ。
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by jd69sparrow | 2006-01-28 10:30 | 映画タイトル は行