みんなのいえ

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 三谷幸喜さんが“監督と脚本”を手がける,ホームドラマ。 ここまでくると三谷さんにとってはずせないと思われる役者さんがわかってくる。 それは唐沢寿明さん、戸田恵子さん、「有頂天ホテル」で演歌歌手・徳田(西田敏行さん)のマネージャーを演じた役者さん。 といっても、今回は唐沢さん以外は出演時間が若干短めなのだが。 
 「有頂天ホテル」のようなにぎやかというわけでもなく、シリアスなのとも違うがお茶の間で温かいお茶をすすりながら見たくなる映画である。
 1組の夫婦が念願の一戸建てのマイホームを手にするまで,そのマイホームが,何もない空っぽの地に立てられてく。 その課程を単調に、随所に偉人の残した言葉yや心に残る言葉が登場する。 「建設中の家に雨が降るといいんだよ、家が根づくってもんだ」という言葉は家にも人にもよい影響を与えてくれる、そしてこの映画で印象深い言葉(格言)だ。 人がこの世に生まれて子供から大人へと成長していくように家も何もないところから立派な家に成長していく。 彼らに「家」は主人公たちの間に起こる出来事やドラマを見守りながら家となるわけで、「家」もキャラクターの一員なのだ。
 古くからのやり方にこだわる大工とアメリカ様式のこだわる(建築の)デザイナーがいる。 両者とも希望をかなえるために、自分の考えを曲げない似たものどうしだったのだ。 それがゆえに二人はぶつかりあうけれど,ぶつかりあっていくことで得るものがあることがわかる。 だから“その時”をむかえたとき、さらにおもしろくなっていく。
 芸人さんがドラマに進出するというのが最近多くなってきていて、その中でもぐっさん(山口智充さん)、宮迫さん、うっちゃん(内村照良さん)などが注目をあびている。 
 今回この映画ではココリコの田中さん。お人よしで ちょっと頼りない役だけど,中々おもしろい。 映画の中で田中さんの良さ・個性がそのままの味で活かされている、料理で言うなら“素材の新鮮さを味わうために、素材そのままを活かす”だ。 それにプラスして、三谷ワールドならではのキャラクターという,魅力がある。 
 「みんなのいえ」じたいについて考えてみると 依頼主である夫婦だけでなく、「家」ができるまでにかかわった人々の物語がそこにある。 だから“みんなのいえ”なのだ。 
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by jd69sparrow | 2006-02-14 19:52 | 映画タイトル ま行