愛しのローズマリー

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 ちょっとおかしな恋愛コメディ。 主人公ハルは善良で寛容な男、ただ一つを除いて...。 それは異性を見る目だった。 幼い頃に父親から託された言葉がハルを洗脳したのか 異性に求める理想があまりにも高く、うわべだけで異性を見ていた。 批判されてもその点だけはゆずることはなかったのである。 
 ある日一人の男との出会い、それによりハルの異性を見る目が変わってしまったのだ。 異性の誰もが美しく見え、見てくれではなく、心の美を見え、見るようになる そんなハルが真の意味美しい人を見極める葛藤の物語。
 ハルのビジョンと普通の人々のビジョンとが交互に描かれ、ハルのビジョンには女性そのものだけが美しく見えるというのがおもしろい。
 基本的な人としての部分は変わらない、しかしあきらにはじめと終わりとでは主人公の性格やイメージが違う、というより変わった。 それは文学的視点から見てもおもしろい手法。 うんと昔、主人公の性格というのは最初から最後まで決して変わることのないものだった。 しかし その後 月日が流れるとこの,はじめと終わりとで主人公の性質が変わるというものが登場したようだ。 その理にこの映画があっているといわけである。
 物語のおもしろさもすごいが特殊メイク術も違う意味ですごいと思った。 それを施すスタッフの方々の実力はもちろんだが、特殊メイクをしたうえで、あそこまで頑張った役者の方々も尊敬に値するだろいう、さすが!!
 よくよく考えてみたとき、SMAPの番組のコントにあった“ゴロクミ”を連想したのは私だけだろうか。 いずれにしても役者さんの根性ぶりがうかがえる。
 「スクール・ロック」の時の役柄、そして自身としてもロックを愛する熱い人というはじけたキャラが印象的なジャック・ブラックが「愛しのローズマリー」で見せた顔はとてもお人よしな顔、きれいな心を持った顔なのである。
 ハルとローズマリーは逆転カップル、最後の結末まで、思わず笑顔がこぼれてしまう。
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by jd69sparrow | 2006-02-19 12:19 | 映画タイトル あ行