ターミナル

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 「人生とは待つことなのだ」という言葉、メッセージにこめられている。 リアルな人物にりあるな状況、この映画は決してありえない設定ではない。 そのリアルはストーリーだけでなく、舞台となる空港のターミナルもそうであうる。 何も知らずに見たらそこにある全てが本物にしか見えないと思う。 ほぼ1つの場所で映画づくりが行われている。スクリーンを通して見るより大きなセットで大きな空間なのだろう。 モダンなセット(お店)の集合体というカンジで色調も派手過ぎないカラフルでクリアに仕上がりでフレッシュでもある。
 空港で立ち往生した1人の男のドラマというストーリー内容はもちろん、リアルに築きあげられたターミナルも素晴らしいが,音楽にも役に応じて考えぬかれている点もすごいと思った。 メインとなる2人,クラコウジアという小さな国からやってきたビクター(トム・ハンクス)とフライトアテンダントのアメリア(キャサリン=ゼタ・ジョーンズ)が登場するシーンで使われる音楽で 東ヨーロッパにあると設定されているクラコウジアからやって来たビクターのシーンにはエスニック的な曲、アメリアのシーンにはアメリカンな音楽で、2つの異なったタイプの曲が流れるというのも中々ない(味わえない)のでいろんな意味でせいこうにできていると思った。
 「ターミナル」を見たきっかけはただ単にトム・ハンクスが言うあの日本語に聞こえるセリフが聞きたいという想いがあったからというのもあり、スピルバーグ監督とトム・ハンクスがおくるドラマという点に惹かれたからでもある。
この話がおもしろいのはまず第1に自分に置き換えて見れる点だ。 そのリアルさこそが物語をひきたてる要素の一つだ。
 ビクターが暮らすことになる空港はアメリカという国を圧縮した空間というのには納得。 常に動き休む暇のない,そこで働く人々と様々な国々からやってきたいろいろな国の人たちが行きかう、そんな中、ビクターは1人たたずみ自分のおかれている状況に恐怖を感じせざるをえない。 これに似た恐怖は母国を離れ 異国の地へ降りたったとき多くの人が感じることだろう。
 ビクターの物語は始めから終わりまでを通して、ステップアップしていく。 英語のわからないビクターはそこで多くを学ぶわけで、それと同時に見る者も多くを学べるのだ。 希望をすてない前向きさ、憎めないビクターの人柄には良い影響をまわりに与える力がある。 これはこの映画の楽しさのポイントといっていい。 また、ビクター自身も少しずつ変わっていく。
 そういう主人公のいろんな人々との出会いからうまれる感動はとても見ごたえがある。 さらにおかしな光景一つ一つは私たちを笑顔にさせてくれる。
 ビクターと国土安全局長との駆け引きもポイント。 笑い、感動、ロマンスの3大要素がそろったこの映画は“ほぼ完璧”!(*とある役者さんの言葉より。)
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by jd69sparrow | 2006-02-25 10:16 | 映画タイトル た行