風の谷のナウシカ

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 人々からも動物たちや虫たちからも、むしろ生きるモノの多くから愛される不思議な力を持った少女ナウシカ。 彼女は風使いであり、風の谷の姫でもある。
 産業時代が崩壊してしばらくの時が過ぎ、文明社会は消えうせていた。 これは未来の世界の姿なのだろうか。 それとも予言か。 未来がどんなに発展してもいつかは一度滅び、原点に戻るというこなのか。 “風の谷のナウシカ”の世界そのものが現実のものになるかはわからないが遠い遠い未来の姿に思えてならない。 “進むところまで進めば原点に戻る”という原理だ。 つまりは今ある発展した文明社会が滅びる可能性を一つ指し示しているというのもおかしくはない。 いくつも分岐した未来への道の一つ、言い換えれば選択の一つにそれがあるのではないかということ。 しかも戦争というカタチで。 それだけこの映画は深い作品なのである。
 ナウシカという少女はまるで触れるものをみな浄化させる,神のような存在にさえ思えるほどまばゆい。  風の谷の姫である以前に勇者なのだ。 奇跡がおこる瞬間はなんと心地のよいものだろうと思う。
 幻想的でありながらもその中に現実的一面もふくまれていてラストは感動。 うんと前に公開された映画だが技術が素晴らしくその当時も現在も長編アニメーションの最先端に宮崎作品があるのだ。
 そして以後、「天空の城ラピュタ」、「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」、そして「ハウルの動く城」と数々のヒット作品のもととされている思われるアニメーション技術もここにあるようだ。
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by jd69sparrow | 2006-03-12 12:20 | 映画タイトル か行