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ハムナプトラ 失われた砂漠の都

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 ふと気付いたこと“これはミイラの話だ!”というすぐにでもわかるような事実。 邦題と原題とでは多少異なるものがけっこうあるけれどつながりこそあるものの言葉としては全く別物。原題は「THE MUMMY」、“ミイラ”である。
 宝にちょっと実がないリックとエジプトの歴史への深い関心と好奇心を持つエブリン、それに加えてまぬけだけど憎めないエブリンの兄ジョナサンの3人が“死者の都ハムナプトラ”へと旅立つ、がしかしエブリンの好奇心は魔と災難を蘇らせてしまうことに。
 3000年も昔の罪人であり、神官イムホテップとファラオのアナクスタムンの野望がどんどんと現実に近づいていく恐怖はぞくっとする、でもなぜだかだんだんと生気を取り戻していくイムホテップを見ているのはおもしろい。
 エブリンが次々と歴史の扉を開けていくというのもおもしろいところで危険にさらされても歴史への関心をすてることなく、後半は特にジョナサンもくわわり鍵穴に鍵をさしこみ開けるようなおもしろさがある。
 人間とミイラとの対決はもちろんだが、後ろから何かが襲ってきたり,出てくるといった緊張感はスリルがあり見所だと思う。 “ふりむくとそこには世にも恐ろしい怪物の影が”という。
 登場シーンはかなり少ないが中々隅におけない人物がいて名はウィンストン。元・空の兵士でふっくらした茶目っ気のあるおじぃちゃん、登場人物の中でけっこう好きな人物だ。彼が一瞬「紅の豚」のポルコに見えたのは気のせいだろうか。 そんな愛着わいてこそ興味がそそられるものがあるのである。
 野生的で宝を重視する軽そうな,ちゃっかりしたリックの性格と性分が冒頭から最後まで変わることなくいることが、ただ難を逃れ世界を救い平和を取り戻すでかにとどまらず生きているのがよくできていると思う。
 

by jd69sparrow | 2006-03-23 08:54 | 映画タイトル は行