スウィングガールズ

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 “ジャズやるべ♪”、田舎に住む女子高校生たちと男子高校生がビッグバンドを組みジャズに挑戦するドラマ,時にはコメディのように盛り上がる青春ストーリー,ここにあり。「ウォーターボーイズ」の大ヒットでのりにのっている矢口史靖が今度は男子高校生メインの話から女子高校生に主点を変え,音楽を中心にした物語を完成させた。
 登場人物がみなほうべんを喋るというほのぼのとした空気ただよう映画である。夏に始まり冬に終わる。季節ごとにはしゃいだ高校の頃の思い出というか感覚が思い出される。 夏は暑さに唸りながら学校の授業を受けてダラダラして、冬は雪をぶつけあって騒ぎ楽しむ。そんな風景を一つ見てもこの映画の心地よさを感じる。泣いたり,笑ったり,ふざけたり,何かをなげだしてみたりとかそれが学生生活なるものだと思った。
 “嫌だ”とばかり言っていたことがだんだんと楽しくなってくるガールズたちの様子や変化がよくわかる。自分たちが奏でる音楽がスウィングしてくるほどガールズたちも見ている者も楽しくなるのだ。彼女たちの“スウィング”はスクリーンを飛び出し反響も大きかったようである。
 ただの音からスウィングへと変わる途中では奮闘するガールズをコメディタッチに描かれていく、特に静止画でストーリーが少しずつ進むシーンがすごくおもしろい。映像で漫画を見ているような感覚で、人物もそのまわりも止まっているけれど,それぞれのコマには動きがあっておもしろかった。スウィングガールズ版“シズちゃん”の存在も中々よかったし、一言一言がポイントをついているようだ。
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by jd69sparrow | 2006-03-25 00:39 | 映画タイトル さ行