パイレーツ・オブ・カリビアン/ 呪われた海賊たち

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 ディズニーの人気アトラクション「カリブの海賊」が実写による映画化されるとは夢にも思わなかった、ましてやジョニー・デップ主演ではないか!この作品はとても嬉しい衝撃的な出会いであった。 「カリブの海賊」といえば陽気な海賊たちが互いに打ち合いしたり,彼らが女を交えてどんちゃん騒ぎをしたりとアトラクション全体が夜で活気にあふれるものである。海賊たちが町で大暴れしている賑やかな風景は映画ではトゥルーガという町とされているようだ。牢屋にいる海賊たちが鍵をくわえている犬を必死でよせつけようとする場面は有名で、ここもまた映画の中に取り入れられている。オリジナルなストーリーの中にこうしてディズニー・アトラクションを連想させるものが散りばめられている。さらにアトラクションがそのまま現実のものになったのかのごとく風景にリアルに表現されている、特にポートロイヤルではよりリアルさが増しているようだった。
 海賊たち自身も時代背景もリアルさを追求されたものであり本当にこんな海賊たちが存在したのっだというふうに思えた。海賊は汚れた感じで悪っぽくうつるけれどそれでも完全悪とは感じさせないし,憎らしくもなく愛敬というものがそこにはあった。ジャック船長やその仲間たちは特にかっこいい存在であり,裏切り者バルボッサもジャックもjsッ際かっこいいのである。見た目も彼ら自身も。
 一度姿を消してしまったものをこいうして蘇えさせるというのは素晴らしい。海賊映画というはほとんど今ではつくられていないのだ。海賊が暴れまわり,そのバックには魚たちが自由に泳ぐ海や戻り蛾あるという新鮮さもある。
 出演陣には先ほどもあげたジョニー・デップ,それにジェフリー・ラッシュやオーランド・ブルーム、キーら・ナイトレイがいる。デップは個性派であり実力派、自らの研究を重ねた役作りをするなどといった名優ともいうべき役者だ。 製作を手がけるブラッカイマーはそんな彼を“芸術肌”ちいう。それが「パイレーツ~」では多く発揮されていてそれは強い刺激だった。ラッシュはいろいろな約をこなし数多くの作品に出演した大ベテラン。個人的に思うのが役に入ったときの変身ぶりがすごいこと。役者としての魅力があふれているのだが,海賊バルボッサの時と役者ジェフリー・ラッシュ時とは良い意味でのギャップがある。 役者として多くの輝かしい功績のあとがあり、バルボッさに扮し,かっと見開いた目は大きくてぎらぎらしているのだ。いかにも悪党というふうだ。ナイトレイが演じているエリザベスは一番現代的である。本人がいうように「21世紀の娘が18世紀の世界で当惑する」というのは納得がいく。エリザベスという人物の役割の一つとは観る者の目となることなのだという。
 アステカの金貨の呪いにかけられた海賊たちの陰謀を阻止するべくエリザベスやエリザベスに思いをよせる鍛冶屋のウィルが危険にみちた航海への旅へと出る、そして敵か味方かジェック・スパロウが加わる。
 生ける屍な呪われた海賊たち、響きはとても恐ろしいけれどこの映画での彼らのその姿は恐ろしいようでおもしろいもので物語をおもしろくする要素でもあるのだ。
 脇役で言えばジャックがはじめに会う兵隊二人組みやエリザベスの父親が特におもしろく,主要人物もみなコミカルに描かれている。デップの演技じたいも実にコミカルなわけだが。ジャック船長のおもしろいところはたくさんある、「頭がいいのか悪いのか」というウィルのセリフに対し「その区別は難しい」とジャックがこのような感じで返すところはもちろん,何よりも女たちに引っ叩かれた後のリアクションである。このように主要人物たちも脇役たちもおもしろいからこそ,作品もまたおもしろくなるのだ。
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by jd69sparrow | 2006-04-06 10:00 | 映画タイトル は行