ワイルド・ワイルド・ウエスト

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 「西部劇の進化形?」というのが第一印象。確かに舞台は西部,主人公の一人はカウボーイと西部劇の条件があっているがこれは19世紀の枠をこえた主人公たたいは誰よりも先にすすんだ,常に新しい考えや新しい何かを持っている。ういているように見られるかもわからないがいつの時代にもこういう人間は存在していたと思う。
 スミスとクラインの女装がまず頭に焼きつき,離れない。スミスはスタイルがいいし、けっこう似合っていた。クラインは一見あわなそうに見えるがこれが案外いけるのだ。初登場シーンが女装した姿でちょい?強烈だったが。がたいが良いことを除けば普通にこういう女性はいそうである。
 カウボーイスタイルがぴったりはまるスミス、エリートな科学者がきまるクライン、どちらをとってもいい男である。そしてもうひと方,ケネス・ブラナー!彼の演じるラブレスは下半身がなく,足は蜘蛛のような機械の足。濃い髭をよくみると「HG?!」という驚きが。もしかして「HG」のあの髭は…もしや! キャラクター性(ラブレスは)じたいも濃いが。
 相反する二人。ウエストは考えるより行動にでるタイプで,ゴードンは理論的にとことん考えるが行動力はないタイプ。磁石のようにお互いがお互いを必要とし,ひきつけられ,離れることはない。
 高さ25メートルのメカ・タランチュラが,ラブレスが,アメリカ征服をもくろみ,それを阻止するためにウエストとゴードンが手を組むのだ。
 映画にはゴードンの発明した様々なマシーンやどこから集めてきたのか、はたまた自分で作ったのかよりどりみどりの衣装,そしてハイテク機関車が登場する。いずれも戦闘用、敵をあざむくものだ。ウエストとゴードンの会話を聞いている機関士の反応がおもしろい。
 ハイテクマシンの中ではなんといっても機関車がすごい。内観はそのものが芸術品でありながらその中には仕掛けがたくさん仕込まれている。一度は乗ってみたいと思うことだろう。 
ワンダラー号という名を持ったこの機関車はもう一人(ひとつ)の主役らしい。この物語における重要な役割を果たしているからだと思う。
ストーリーは深く考えることなく見ることのできる爽快なもので、映画じたいも中々面白く、そしてユーモアがあり,オープニング・エンディングともにすっきりしている。オープニング映像はアニメーションのようで次々とカタチを変えるとてもかっこいいものである。
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by jd69sparrow | 2006-04-09 00:32 | 映画タイトル わ行