マトリックス

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 この映画が公開された当時も7年たった今もこれを越えるSFアクションはない。ジャパン・アニメーションが参考として取り上げられ、カンフー・アクションとハリウッドのCG技術があわさった空前の未来アクション。アニメーション的な実写
映画だ。ほぼ90度に体を曲げ弾丸をよけるネオ、追い詰められたと思ったその瞬間,宙に舞い敵をまっすぐ見るトリニティはマトリックス・アクションでは印所に残るもの。
「不思議の国のアリス」のように白ウサギを追いかけ入った穴をくぐるとそこには不思議な世界。“穴”はネオにつきつけられた選択、“ウサギの穴”つまり不思議な世界への入り口なのだ。その世界は仮想世界と現実世界とを行き来できる場所だった。天地をひっくり返したような衝撃的な世界の姿を目にすることになる。
 ネオは“真実の世界”を見る、それはあまりにも今,私たちが生きる地球とかけ離れているけれど決してリアリティーがないわけではない。
 三部作で構成されれう「マトリックス」シリーズ第一弾、これは「目覚め」,そして「誕生」。救世主ネオが己を知り,ゼロからその素質が目覚めていくストーリーなのだ。
 ネオ、トリニティ、モーフィアスが揃い,モーフィアス率いるチームが「マトリックス」に降り立ったあのシーン、何かこの映画のカリスマ性を感じた。そして息を呑むようなアクションにご注目!普通に流したら目ではその一つ一つをはっきりとはとらえられないような激しい動きである。
 格闘シーン、これはアジア映画のアクションのプロの腕の見せ所。ワイヤー・アクション、大量のカメラによっておりなす360度回転の映像。ゆっくりとじっくりと見せるこのシーンは人やそのまわりの動きまでをむらなくキレイに表現している。
 “心を解き放て”。この言葉でネオがマトリックスでトーマス・アンダーソンという大手会社のプログラマーでありながら,もう一方でハッカーという裏の顔を持ち,暗く窮屈な日々を送っていた過去から解き放たれるのがわかる。
 前半で作品の楽しさを知り,締めくくりでは期待が残る。そしてネオの可能性というものを悟る。
 一番の見所はネオとエージェント・スミスの闘い。ほとんど互角の力を持つ者どうしの闘いはどちらが勝っても,どちらに転んでもおかしくはない、だからこそおもしろいのだ。この作品にはいろいろなものがつまっており奥深く,視覚効果だけでなく登場人物たちの名前の由来や聖書が材料の一つとして組み込まれている他、多くを持っている。人物たちの選ばれた理由、彼ら自身が持つ存在することの意味、それぞれが欠けてはならないものなのだ。第一作目は見る者から考えれば“マトリックス”の世界に驚き、知り始めるとい段階である。
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by jd69sparrow | 2006-04-20 09:16 | 映画タイトル ま行