プロデューサーズ

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 映画の宣伝文句の中に「オペラ座の怪人」や「シカゴ」を抜いてトニー賞を多く獲得したという「プロデューサーズ」、映画で拝見した、ミュージカル映画として最も全体でよくできていると思ったのは「プロデューサーズ」だ。 なざなら“エンターテイメント・ミュージカル”という言葉がとてもふさわしいと思ったらである(しかし悲劇もまた良いものである、それは考えさせられるテーマが重視されているからだ。 だから実のところ見て得るものはどちらとて大きいことには相違ない)。 
 落ち目のミュージカル・プロデューサー マックスのもとにやってきた会計士のレオの“最低でこけるミュージカルをすればプロデューサーが儲かる”というつぶやいた一言で“最悪なプロデューサー、最悪な演出家、最悪な役者たち”を集め,最悪なミュージカルをやることを企む。
 ブロードウェイで十差にオリジナル版(舞台版)で出演した役者たちが多く出演している、しかも主要な人物のほとんどはオリジナルの役そのままで映画に出ているというのだからこんなに贅沢なキャスティングはそうはない。
 マックスをネイサン・レイン、レオをマシュー・ブロデリック、演出家のロジャーをゲイリー・ビーチ、ロジャーのアシスタントで恋人のカルメンをロジャー・バート、彼らはオリジナル版・映画版の両方でそれぞれその配役で出演している実力ぞろいなのだ。 特にレインは名前だけで客が呼べるという実力の持ち主とか。
 映画となると様々な映像でビジョンが変わってくる、つまり役者たちが動く範囲が広がり,映画にしかないマジックもあるのだ。 
 舞台の劇場へ行って見ている感覚になり豪華なもてなしを受けているかのよう。 だからは映画が始まって数分後、この映画は素晴らしくおもしろいに違いないと感じていた。 映画が進むにつれてそれは確信へと変わっていった。 とてもバカバカしいけどバカバカしいからこそ笑いも自然とおこり おもしろいのである。 ミュージカルは役者の歌声に感動し,特にコメディは笑いが上手い具合に起きるからこそ成功へとつながるのだ。舞台を観に行く時オープニングの演奏とともに幕があがり最後にカーテン・コールが終わり幕が閉じるまでじっくり観るように映画も同じように最後の最後まで堪能すべきである。本編で作品を楽しみ,エンドロールで作品のおもしろさを思い返して余韻を味わう、そのあとにあるものに期待しながら。 たまに起こりうるお楽しみを観れるというサプライズはその作品への満足度がぐっと高くなる。 エンドロールの後まで観ないとである。
 ユマ・サーマンの出演は意外だった、しかしこのミュージカル映アの中に溶け込んでいるし「キル・ビル」ではボーイッシュなファイターだったけど,「プロデューサーズ」では同観k手も“マドンナ”である。歌声も抑揚があって美しい、サーマン演じるウーラがマックスの事務所へ初めて訪れた場面では繊細で時には大胆にその細いボディで,全身で演じているのあだ(この全身で演技をこなしているんはもちろん主要人物たちを演じる役者陣全体で観れるものもある。
 登場人物の誰もが個性が強く、キャラクターとして濃いので影に消えてしまうような人物は誰一人としていない。 それにそぞれの初登場シーンというのも忘れがたい。 だからどのキャラクターが勝っているとかそういうものは一切ない。 濃い人物と濃い人物のぶつかり合いでありコラボレーションなのだ。
 何度観てもきっと笑えておもしろい、夜とかに見ると気分も盛り上がり さらにおもしろい。
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by jd69sparrow | 2006-05-07 00:49 | 映画タイトル は行