スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー

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 1939年、アメリカは戦争の真っ只中にあった。 空には無数の戦闘機があちらこちらと飛び交っていた。 時代は20世紀前半のはずなのにどこか未来的であった。 ジュード・ロウは言う,「レトロ・フューチャー」と。 まさに文字どおり,映像の色使いや出てくる人物や町などの背景は文明開化したばかりというふうなのだ。 アニメーションの中には登場人物が溶け込む、むすろ精巧なCGアニメーション・ゲームさながらの映像美があった。 夢の中で見るビジョンのような 淡く,少しぼやけたカンジでも幻想的なものだった。 違和感がほとんど感じられなかった。
 映像にはスリルがあり、現代技術を多く取り入れつつ,レトロな雰囲気に仕上がっている。 ロボットや登場人物たちの使う武器、主人公の乗る戦闘機はどこか懐かしさを感じさせ 子供の頃の冒険心に似た情熱を甦らせてくれるだろう。
 欲しいものを我が物にするためなら力でねじふせることもいとわない(手段を選ばない)ト-テンコフという謎につつまれた男がいた.彼は科学者たちを次々と襲い,追い詰めた(科学者たちの名はユニットセブンといった)。 一人の科学者に今,起こる争いの鍵となるものを託された新聞記者ポリー(グイネス・パトロー)は恋人ジョー(ジュード・ロウ)ことスカイキャプテンと共にトーテンコフの謎を解明するため,海軍の中佐で,ジョーとも過去に関わりを持つ,フランキー(アンジェリーナ・ジョリー)の手を借り,探求の旅路へとたつ。
 ポリーという人物はいつなんどきも仕事の精神を持ち,危険に巻き込まれるかれどジョーを想う気持ちをだんだんと表していき,フランキーと親しげにするジョーを見るときの彼女の目は彼が彼女を想う証のようなものを見つけたときの目はポリーならではの可愛らしさと思えた。
 ジョーが戦闘機に乗り込み,ゴーグルをつけるとき,少年のような姿に見え かっこ可愛かったし、フランキーは黒い軍服に眼帯というスタイルが役者自身の特性が出ているようだった。
 争いの絶えない世の中でも必ず明日はある,そして始まりあるものには終わりもある、そういう考えさせられた。 そんな思いになり 希望を失わせない“戦争”というトピックがありながらも光は大きく すぐそこにある。 シリアスではなく楽しめる内容となっている。
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by jd69sparrow | 2006-06-17 21:37 | 映画タイトル さ行