M:i:Ⅲ

d0058606_19412481.jpg
 現在、俳優としてだけでなくプロダクションを設立し プロデューサーを務めるなどして幅広い活躍とキャリアを積み続けているトム・クルーズが最高にはまり役なイーサン・ハントとして再び帰ってきた! もちろん「3」でも主演・製作をしている。 彼のフィルモグラフィーを見てみると数多くのヒット作に出演や主演をしているほか,プロデューサーとしては「M:i」シリーズはもちろん,最近では「エリザベスタウン」も手がけたのだ。
 監督が毎回異なり今回はJ.J.エイブラムスである。 前二作はアクションのすごさ,スパイ・アクションならではのスリリングな展開を楽しむものであったが、「3」はそれらはもちろんのこと,世界各国をめぐるミッションを遂行、そして何よりキャラクターに重点が置かれたことが「3」が見せる特徴だ。 今まで見えなかったイーサンの内面が明らかにされていくというシリアスというかサスペンスな部分も見られた。 見終わったときにアクションのみが残されるということはないしストーリーがアクションに負けるこということもない。 スタントはクルーズ自身がスタントを全てこなしているということもとても有名なエピソードである。 ハリウッドのジャッキー・チェンといったところだろうか。 やは実際大変なことなのだろうが役者自身がスタントをこなすと,こなさないとは違うのだ。 クルーズは監督を起用するために自分のスケージュールだけでなく,スティーブン・スピルバーグに頼んで「宇宙戦争」撮影のスケジュールを帰るなどまでするほどに監督にこだわるほどのこだわりようで音楽もこれだという人に頼んだようだ。
 「3」ではイーサンの私生活の面などがよく見えてくる、そして自分に課せられた仕事と家庭との両立という人間的な部分が出てくる。 だから全くテイストが違うわけでイーサンがスパイである事実は念頭においとくにして、新しい一つの独立した作品として見れると思う。 
 イーサンたちはベルリン、イタリア、バチカン、上海へと巡る。 ありえないスタントがあるけれどモダンであり,それでいて考えさせられる部分もある。 それは何重にも重ねられた罠と黒幕の存在。 いろいろな方向や方法に考えられるというのは中々おもしろい。 今回イーサンは自分で自分に“不可能な任務”を課すという点もあり,絶体絶命の危機にさらされ、その目の前にはシリーズでこれまた最悪な,最高に恐ろしい敵が立ちはだかるというのもその一つ。
 クルーズがこなす大胆なアクションも見所の一つであるが,イーサン自身のことと,さらに何度も言うがディヴィアンというブラックマーケットの商人と,この二人に重視して見ることが楽しく見るポイントであり,要素である。 何度も言うが、ディヴィアンという敵はかつてなく恐ろしいのだ。 
 内容はイーサンの私生活から始まり、長い付き合いで親しいパートナーである
ルーサー(演じるのは第一作目から唯一出演しているヴィング・レイムス)と,新たにデクラン、ゼーンというイーサンの所属するIMF(インポッシブル・ミッション・フォース)という組織によって選ばれたメンバーたちとチームを組み,ディヴィアンを追う。 そんな最中,イーサンの妻ジュリアがディヴィアンに誘拐され,“ラビットフット” なるものを手に入れ、彼女を救出するという新たなミッションが課せられるというもの。
 敵・ディヴィアンにフィリップ・シーモア・ホフマン,IMFの局長、つまりイーサンにミッションの封筒を送るイーサンの上司を「マトリックス」シリーズでその名を広めたローレンス・フィッシュバーンと大物が主人公のまわりをかためる人物そてして出演している。 「マトリックス」のモーフィアスを見ると今回のブラッセル局長というのも中々いい役どころと言えよう。
 毎回、オープニングなどで流れるメインテーマは映画数多くあれど,好きなメインテーマの一つである。 新しい人の手によりアレンジされたメインテーマはこれから始まろうという本編を見ることにわくわく感(期待感)を大いに持たせてくれるのだ。 過去二作品あるけれど今回一番素晴らしいと(個人的な意見ではあるが)思った。 映画全体のバランスもまた素晴らしい。
 今回で三作目となるわけだがなんとなく、クルーズの勢いが止まらぬ限り,また続編があってもおかしくないように思う。
[PR]

by jd69sparrow | 2006-07-19 19:42 | 映画タイトル ま行