ロミオとジュリエット(1968)

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 1564年から1616年まで生きたウィリアム・シェイクスピアの中で悲劇,それも愛の悲劇として有名なのが一つとして「ロミオとジュリエット」があげられるだろう。 レオナルド・ディカプリオ主演の「ロミオ&ジュリエット」、さらに現代版「ロミオとジュリエット」とされる「ウエスト・サイド・ストーリー」でだあったりなどあらゆる演劇の場で登場し、影響の大きい作品なのだ。 
 オリビア・ハッセイ主演によるシェイクスピアの作品そのままの「ロミオとジュリエット」がある。偶然にもロミオ役のレオナルド・ホワイティングと「ロミオ&ジュリエット」のレオナルド・ディカプリオとレオナルドつながりである。
 15世紀半ば頃、イタリアのルネッサンス期、ヴェローナという町には二つの対立した家々があった,キャプレット家とモンタギュー家,ジュリエットはキャブレット家、ロミオはモンタギュー家の人間である。 そんな中、ロミオとジュリエットは互いに初対面で,しかも人目で恋に落ちるのだった。 両家のものどうし誰かが居合わせただけで争いが起こるわけでふたりの恋はそう簡単にはいかなないのだ。 二人の若者たちは本当に若かった、ロミオとジュリエットは互いを好きになり恋をする。 しかしその恋を実らせるのには障害は多く,大きすぎた。 両家で彼ら二人だけが間に争いがなく、一人の人間として互いを見るのである。 二人は目の前に障害があっても恋を愛へと変えようとしていく。 二人の間というより二つの家々に同じ分だけの悲劇が襲う。
 セリフ一つ一つがシェイクスピアの口からじきじきに出たのかと想像できうる,美しい言葉の羅列が並んでいる。 ロミオとジュリエットは互いにメロメロになり二人の愛の仕方というのも深い深いもの。 悲劇であるはずなのに時々 喜劇を思わせるかのようなシェイクスピアによる表現が見れる、それは主に彼らの愛のセリフなどに多く見られ,とりわけロミオの様子を見てそう思うことだろう。 ジュリエットと出会う前にロザーラインという女性に恋焦がれたがそれが実らないことに彼は悩んでいると思いきや、ロミオの想いはジュリエットへといつの間にやら向けられている。 若者ならではとい言うべきなのか、恋の切り替えの速さにはびっくりである。
 “あともう少しこうだったら”とじれったくもなるのだけれど この作品が親しまれるのはここ(物語の中)で使われる言葉の美しさとシェイクスピアの作品の描き方の美しさとがあったからなのだろう。 有名なセリフ「...あなたはどうしてロミオなの?」というのも独特というか、それを一歩置くことなく見れるのはその理由かあるからなのだと思う。
 キャスティングも実によく出来ていると思う、それぞれが本を飛び出してきたかのよう。 二つの家々の憎しみは悲劇を生み出してしまう。
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by jd69sparrow | 2006-07-21 13:39 | 映画タイトル ら行