ブレイブ・ストーリー

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 幸せだった毎日は突然失われてしまう、そんな世の中に私達は生きている。 “願いをかなえるために まわりを犠牲にしていいものなのか?”ということが大きく問われている。 この話で幻界の扉を開けてその世界へやって来た少年たちがそれぞれの願いをどうにかして、なんんとしてでもかなえ,運命を変えるため 幻界の世界でもがく。 なんとしてでも願いをかなえたいとか,実現させたいと強く思うことはきっと誰もが一度はあることだろう、そして少年たちの持つその気持ちというのは世界のあちこちで満ち溢れていてとても身近なもの。 主人公ワタルが言う「幸せのぶんだけ悲しいこともある」というセリフはこの世の全ての人にささげられているかのようだ。 “悲しくつらい事も受け入れなくてはならない、自分の運命として”,そう思うのである。
 11歳の少年ワタルは“幸せだった毎日”をある日突然失ってしまう。父親との別れ、母親の入院と不幸が続く、そんな運命を受け入れられないワタルは運命を変えるためにその願いがかなえることのできる世界へと旅立つ。 “勇気は最低ランク”と評価を下されたワタルは“勇者見習い”の称号を授かり,運命を変えるという願いを一つかなえてくれる“運命の女神”に会い,願いをかなえるための宝玉を捜す旅が始まる。 ワタルの勇気が試される冒険でもある。
 幻界は動物や爬虫類の見てくれをした生き物たちが多く住んでいて、その文明社会は幻界とはいえ 現実世界のようおに一つとして独立した社会であり,世界なのだ。 独裁者のような権威を持つ権力者たち,生き物たち(人々)の平安を守るために命をはる人たちがいて、それは現実世界にも存在するものであると思う。
 “体力もギリギリで平均、特別な力も特に持ち合わせていない”願いを持つ臆病で怖がり、それでいて勇気が足りない少年はリアリティがある。 旅の仲間との出会い、次から次へと与えられる試練に耐え、こなしていくことで彼はたくましく成長していく。
  ワタルが出会うのはキ・キーマという水人族やネ族(猫のような姿を持つ)のミーナ,さらには赤き竜の子供チョゾという個性豊かなキャラクターたちだ。 ワタルの仲間たちは様々な生き物たちが共存した世界に住む住人たち、住人たちの間には境界線がない。 ハイランダー(民の平和を守るため戦う戦士)たちがその例なのだ。
 声優陣、メインキャラクターたちはもちろん、主人公を取り巻く脇役たちにも注目して欲しい。「あの人があの役を?!」とエンドロールでやっと気付く。 ストーリーを楽しみ,そして耳を澄まし(これは映画全体として言えることだが)キャラクターたち,一人一人のセリフ、そしてシーンを目をこらして見るといろんな物事が見え 理解が深まる。終わってから気付くということがないように。 しかし、それは楽しみが増えるとも言える。二度目には視界が広がりもっと楽しめるのだから。
 ベテランの声優がいて、バラエティに富んだ芸能人がいて、その中には映画の声優をつとめるにあたり,ベテランと言っても過言ではないである人がいる。 松たか子さん、ウェンツ瑛士さん、大泉洋さん、常盤貴子さんなどなど。 ワタルがたどり着いた答え、そしえ最後に下した決断と願いが感動だ。
 映画は私たちが住む世界の鏡、主人公が飛び込む世界がまさにそれで、また主人公と同じく“運命を変えたい”と強く願い,幻界の扉を開けたミツルが運命を変えるゴールに達するまでの信念、というか“願い”に対する考えも現代という世界を映し出していると思う。
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by jd69sparrow | 2006-08-20 01:27 | 映画タイトル は行