X-MEN ファイナル デシジョン

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 「世界は、選択で創られ、選択で滅ぶかもしれない」、この印象的なフレーズはシリーズ第三作目にして最終章を迎える「ファイナル デシジョン」だけでなく「X-MEN」シリーズ全体に通るテーマであろう。 この映画はSFアクションであり、超能力集団が戦い,時には同じ能力集団どうしが敵対し、激しい戦いを繰り広げられるというもの。 一見、現実から離れて見えるけれど実際は現実が投影されていつのがスタン・リーによるマーベル コミックス・アクション漫画なのだ。 スタン・リーと言えばほとんどのマーベル・コミック発進のヒーローたちの生みの親。 「X-MEN」も原作が最初書かれた60年代のアメリカの姿がX-MENという媒体により描かれているのだ。 それは人種問題。 これはアメリカにおいて長期にわたり問題視されている問題であるのはご存知のことと思うが、まさにそれが大きくとらえられているので主人公たちのアクションや映画のストーリーじたいを楽しむと同時にアメリカ、特に60年代当初の、のアメリカをこの映画の中に見ることができるのだ。 もちろん今も完全に消えることなく人種による問題は残っているし、雰囲気としてもモダンである。 普段,何気なく見ている映画には意味があり、それは物語が描かれたその時の作者が影響された社会が見えるわけだ。
 現在に近い未来、静かに破滅の足音が近づきつつあった。 前作で命を落としたはずのジーンが実は生きていて彼女の中の恐ろしい人格が覚醒したのである! それは誰も届かないとてつもないパワーだったのだ。 力を持たない人間たちに制裁くだそうとするグラニート率いる,ブラザー・フッド、彼らに力づくでねじふせようとするアメリカ政府、ミュータントと人間との間の平和を願うプロフェッサーX率いるX-MEN、そして 三つの勢力の中心にいるジーン。 ミュータントと人間との戦争が始まる。 人間を上回る力を持つミュータントだが、しかしそのミュータントを困らせる弱点を握るのが人間、つまり政府というミュータントにとっても油断を許さない勢力へと政府は歩を進めていたのだ。 どちらの側にしても苦難をしいられる。 ジーンは今回一番の恐怖と言えよう。 
 SFアクションとは言え,奥の深いのが「X-MEN」。 物語が書かれた当初の背景そのものだけではなく、そこに関わった人たちなど歴史的な面がはっきり表れていてCGのすごさだけではないというのがわかることだろう。ここで取り上げられている世界がリアルなのは現実的な問題からというのも一つだけれどこの話の生まれたのときから変わることなく物語の中にある現実にある真実が今もなお変わらないということだと思う。

 
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by jd69sparrow | 2006-10-06 23:42 | 映画タイトル あ行