イルマーレ THE LAKE HOUSE

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 「どうしても会いたい」と共通の願いを持つ同じ“湖の家”に興味を持つ二人の男女。 しかしそれはかなわない願いだった。 二人の間には“時”という壁があるのだ。 二年という差。 かなえたくともかなえられない。 でも二人の間にある愛はお互いにとって何よりの“本物”なのだ。 韓国映画「イルマーレ」のリメイク版、ハリウッドでは「THE LAKE HOUSE」という原題になっている。 時を隔てた恋。 時を越えて二人は手紙を通して知り合い,そして惹かれあっていく。時を隔てた恋といえば「ニューヨークの恋人」がある。 これは何百年という隔たりがあり、現在に生きるケイトと過去に生き,貴族であるレオポルドがいて時のゆがみを越えることで過去の人間が現在にタイムスリップして二人は恋におちるという話。 “時をこえた愛”というのはこうしていろいろとあるけれど、これは違う“時”に男女がコンタクトを取り合い,それにより愛が深まるというもので、そして本当に自分(主人公)が求めるものを見出していくというもの。 
 ケイトは医師に成り立てで恋人もなく仕事ばかりの毎日を送り、“湖の家”を出たばかり,そして2006年を生きる、アレックスは建築家であるがその才能を内に秘めたままにしていて2004年に彼もまた恋人もなく一人毎日を過ごしている、そして“湖の家”を購入し そこで暮らし始めたばかり。 ケイトが次の住人へ宛てた手紙を“湖の家”の前のポストに投函し、その手紙が届いた先というのがちょうど二年前の過去の同じ場所に住むアレックスの家であった。 そこから二人の不思議な文通と、そして恋が始まる。 手紙のやりとりの中で二人はお互いの共通する価値観を見出していくのだ。
 手紙だけでなく、ものでさえも“湖の家”のポストに投函すればそれは時空を超えるのである。二人が手紙を通してお互いを気遣い,そして想いあうその様子がロマンティックで微笑ましくもある。 アレックスとケイトは同じタイムライン上にる、しかし二人で会うことが中々できない、同じタイムラインにいるのだから二人の時は重なりあうものの二人ともが認識することは難しい。“時の壁”というのは二人にとっての最大の障害で隔たるものである。 お互いが惹かれあう最中で時の点が重なり合うのかという緊迫感、不可能かもしれないと頭のどこかで思いつつも,それでも二人の恋が実らないかと映画の中にいる二人に見入ってしまう。
 リメイク版だとは言えストーリーのコンセプトから内容にいたるまで充実したものになっており不思議でありえないかもしれないけれど素敵な恋の物語である。
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by jd69sparrow | 2006-10-12 00:31 | 映画タイトル あ行