デスノート 前編

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 “そのノートに名前が書かれたものは命を失う”。 正義にも見える、そして悪にも見えるのがこの物語の主人公への印象。 まるで彼はパニッシャーのようである意味で神のような力を手にすることとなる。 はたり、そしてまたはたりと悪にくっした者たちが命を奪われていくのだ。 これをその者への当然の罰なのかいなか、また善き審判のもとの制裁なのか。 デスノートの所有者とそれを追う天才的頭脳を持つ探偵。 両者による人々の生死をかけた頭脳バトルなのだ。
 主人公・月(ライト)は父親と同じように警察官を目指す優れた頭脳の持ち主、一方 L(エル)もまた天才的な頭脳を持ってして数々の事件をその確かな推理力で解決している探偵。 月は突如空より落ちてきた“DEATH NOTE”と書かれたノートを拾う。 謎につつまれたノート、彼はそれを手にすると同時にいわば人の生死を操ることを可能にする力を得たのだ。 というよりその手段を得たという方が正しいだろうか。 そして彼のバックにはリュークという誰の味方もしない死神がつく。 ぱっと見た感じちょっと不気味さのあるリューク、死神であるゆえ恐ろしい存在なのだが、可愛い(と愉快な)一面も持つ。 ある意味で愛すべきキャラクター。 事件のたえない現在、それは減るどころか増える一方。 その事件後の事件を起こした者たちについての信じられない実態を知った月はDEATH NOTEによりそんな社会を一掃しようと心に誓う、そして…。 直接刃をかざすことなく標的を消してしまう、彼は“キラ”と称された。 次々と命を落としていく者たちが続出したとき、立ち上がったのが警察はもちろんのこと,その上に守備をかまえるLであった。
 彼らの頭脳戦はかなりの接戦。 どちらも引けをとらない、どちらかがどちらかにより追い詰められると,追い詰められた側はそれをかわすといった具合に。 両者を善か悪かに分ける、つまりヒーローものでいう「いい役か悪者か」というわけだけれどそれはいくつかの道に解釈できると思う。 そのままととるか、あるいは彼らの立場や行いでとるかそれは自由。 しかしそのどちらにも惹かれてしまうということは確かだ。 対等にいきわたる二人、その頭脳を駆使した戦いではお互いが想像もつかぬ方法を使い戦うのだ。 彼らの中にある一つの共通点が彼らが戦う力をたかめているように思える。それは“負けず嫌い”、常に同点の試合が続き,延長戦がどんどん重なっていくというサドンデスである。月の計画もLのキラの追跡も物語が進むにつれてグレード・アップしていき,さらに、 “予想ガイ(外)”の展開が次々と広がっていく。
 
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by jd69sparrow | 2006-10-28 00:43 | 映画タイトル た行