シン・シティ

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 映画のいろんな面に驚かされた。 それは内容はもちろんのことだがキャスティング,製作陣にである。 出てくるキャストたちはブルース・ウィリスやベネチオ・タルトロからニック・スタールとバラエティに富んでいるが、監督が三人というところもまた異例であり、すごいところである。 三人も監督がいたら意見も食い違いそうなものであるけれど、そうではなかった。 原題(「Frank Miller's SIN CITY」とあるように)原作者フランク・ミラー、ロバート・ロドゲリス、そしてスペシャルゲスト監督としてクエンティン・タランティーノと良い意味で驚きの組み合わせである、キャスト陣も登場人物が多いだけに各方面のキャストが揃っている。 だからキャストが多いということは普段では中々お目にかかれない組み合わせをそこで見れるということである。 そのすごさを伝えるためにキャスト陣を述べていきたいと思う。 ブルース・ウィリス、ベネチオ・タルトロ、ジェシカ・アルバ、ミッキー・ローク、クライブ・オーウェン、ニック・スタール、イライジャ・ウッド、ジョシュ・ハートネットなどなど。 この豪華な顔ぶれは登場人物の多い映画の見所である。 
 この映画には複数の主人公が存在する。 作品中では一人一人のエピソードがあって、それぞれが数人ずつが登場している主な登場人物はたくさんいるけれどその中でも特に主要といえるキャラクターと準主要キャラクターと分けられると思う。 だから主要キャラクターと準主要キャラクターが小グループとなってそれぞれのエピソードが連ねられていく。 一見、それぞれが“シン・シティ(罪の街)”が舞台となってそこでストーリーが展開されていくこと以外関わりのないように見えるが、そうではない。 物語が進むにつれて複数の主要人物たちのエピソードが一つにつながっていてそれがサークルになっているということが明らかにされていく。 つまりパズルのピースをはめていくように物語が進むにつれてピースが揃って組み合わせれていくわけで、そのピースが全てはまったとき、おもしろさと一つの輪で物語がつながっているということがわかる。 最初と最後はかなり鮮明に残るもので、はじめで謎を問いかけ、最後で答えがあらわとなるというわけだ。 「なるほど」と納得させられる。 
 ストーリーとしては登場人物一人一人が目的を持ち,生きていてシン・シティに潜む異常な何かに動かされている。 黒幕ももちろんいる。 彼らは彼らが信じる道を進み、全うする。誰もが迷いなどなく、思いを遂げていき そのさまはまるで詩を語るかのようでもあり、潔さがあって実にすっきりとしていて曖昧さを残すことがない。
 登場人物たちは誰も彼もがただものではなく、ブラックヒーローのようである。 しかしどのキャラクターにも惹かれる箇所があって、決して現実離れしすぎずていないのでよくできていると思った。 体内から炎をだすわけでもなく、体が変形したりするわけでもない。  また、映像的にもおもしろい部分がある。 アニメーションを折り重ねられているところはタランティーノ監督の「キル・ビル」を連想させる。 しかし、この斬新な映画をよりいっそう斬新なものにしているのはまさにこの演出、そして映画で使われている色のトーンにある。 主にモノクロであるけれど、赤やはっきりした色がところどころでカラーが使われている。 その色彩の度合い、使われ方がおもしろく、そして綺麗である。
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by jd69sparrow | 2006-11-24 19:33 | 映画タイトル さ行