旅するジーンズと16歳の夏/トラベリング・パンツ

d0058606_0145335.jpg
 高校へ通っていた頃、どんな時を過ごしていただろうか。 また、もし友達」と何か一つのものでつながっていたとしたらどう思っただろうか。 四人の個性がそれぞれ全く違う女の子が一同にそろったとき、友情はどんなカタチで形作られ、成長していくか,あるいは絆がどう深まっていくのか。 これは全く性格の違う女の子の友情の物語。 彼女たちの場合、一つの“ジーンズ”で固く友情が結ばれているのだ。 その力といのは目で見ることはできないが、力が効力として現れるとき,それは内面から外面へと力が働き それはその人の顔、そして形で出てくるものだってきっとあるはずであろう。  主人公たちの友情の形、しるしは“ジーンズ”によって導き出される。 つまり、主人公たちの友情とその友情をつなぎとめていた“ジーンズ”は文字通り“旅”をすることとなる。
 主人公は四人いる。それは気が強くてクール、それでいて面倒見がよく仲間たちの間での相談役的存在なティビィ、いつも明るく元気でサッカーと恋とに熱意を燃やし,いつも自信にみちているブリジット、ちょっと自分に自信が持てないけれど愛嬌があって文才なカルメン、そして内気だけど綺麗なリーナである。 四人は母親たちの中にいるときから一緒でこの世に誕生するときも流れるように同じ時期であり、誕生したその時以来からいつも行動を共にしたみながみな大の仲良しの親友である、四人の関係は友であると同時にまるで姉妹そのものである。 そんな彼女たちは16歳となり、特別な夏を迎える。
 はじまりは“ジーンズ”だった。 そのジーンズを順々に四人ではいてみると不思議と四人全員にぴったりだったのである。 “ありえない、だけど不思議で魔法のよう”、四人はジーンズに魔力を感じた。 そしてジーンズを“つなぎ”にそれぞれの夏休みをおくることにしたのである。 ジーンズを順番にまわして一週間ジーンズを手元に置いたのち次の人へとまわすのだ。 そしてそこにルールをいくつかつける。 例えば“裾折りをしない”ということである。 
 四人はそれぞれ別々の場所で休みを過ごす。ブリジットはサッカーキャンプへ、リーナは親戚の家へ、カルメンは離れて暮らす父親のもとへ、そしてティビーはバイトとドキュメンタリー製作に専念することに。 
 ティビー、リーナ、カルメン、ブリジットの四人の絆は強く深いものであると思う。 誰かが困ったときには仲間たちがすぐにかけつけ一生懸命助けてくれる。 どこへ出かけるのも一緒でいつも笑いが絶えない。 みんながみんな全然違うタイプだけれどすごく仲がいい。 全く違うからこそ仲も深まる。違う個性があるからこそ一緒にいて楽しいのだろう。 理想的な友人関係。 姉妹のような彼らの関係にはとても魅力があるし、きっと誰もがこんなステキな友達が欲しいと思うことだろう。 そんな彼らはジーンズが全員はけるという奇跡を起こし、その魔法の力を知ることになる。 そのおかげで四人は友情も深めてゆき、悩みを持つ自分自身を変えていくことを実現させていく。 それぞれがそれぞれの毎日に対して思うところ、いだく気持ちは異なるけれど四人ともが無駄のない時を過ごす。 “今日と同じ日など二度と来ることはなく、毎日が違う”。それを感じさせた。
 “ジーンズ”は彼らの絆そのものであるように思う、タイトルにあるようにジーンズはあちらこちらへと四人の間を旅を続け彼らにその魔法の力を起こし、そしてジーンズを通してお互いがコミュニケーションをとっていくように思えるからだ。 ジーンズを引っ張ったときの耐久性が強いように四人の絆も強いし、より強くなっていく。
[PR]

by jd69sparrow | 2006-12-13 00:26 | 映画タイトル た行