最後の恋のはじめ方

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 男性から見た恋愛論、決して間違ってはいない。 主人公ヒッチによる恋愛論であるが,また 彼の分析、彼の目にうつる女性像は100%正解かは見る人の見方によるかもしれない。 だけど共感できるところ、その論理に納得させられるところがある。 人間、どちらにしたとしても誰かに恋をしたときそれを中々正直に言うのには個人差があるにしろ勇気がいる。 その一歩が踏みしめられずいる人は少なくないはず。 これはいまひとつ勇気を出すことのできない恋に不器用な男たちをサポートするヒッチとう男の物語である、しかしこのラブコメディはそういう視点で描かれているけれど男性から見ても女性から見てもおもしろいものだと思う。
 ヒッチの持つ職はちょっと変わっていて,けれど人に勇気をあたえる仕事である。 彼には人を見抜く力がある。 派手に宣伝することなくクチコミにより自分のビジネスを広める、裏方的なものといってもいいかもしれない。 好きな相手と恋をはじめたい,けれどどうしたらいいのかわからない恋に内向的、だけどその奥底にその人にしかない魅力がある。 それを引き出し依頼人の恋をサポートするのがヒッチの腕の見せ所。 実際にもしこういう仕事があったらとても素敵なことと思う。 これは一種のボランティアで何より人に勇気をあたえ,それは夢を実現させるという運びでもあるよう。 ヒッチ自身の恋の経験から恋のはじめ方のわからない男たちへとアドバイスをする。 高嶺の花である人に恋をし、それを半ば無理と思いつつも成就させることを切に願う依頼人アルバート、彼の持つ良さを見たヒッチはアルバートを手助けし,また彼自身も恋に落ちる。 ヒッチの仕事模様とヒッチ自身の物語を描いている。
 “場面場面、テンポが違う”というこの作品への見方がある。 ラブコメディとジャンルが分けられているが、その中身は様々な要素の上構成されている。 主人公が自身の恋愛論をとくところから始まり、真に迫ったところや恋愛モノそのものなところもある。 つまり多様な物語と言えよう。 笑って感動してその楽しさなどその時その時で少しずつ違う気持ちで見れる映画だ。 ところどころでヒッチによる恋愛論が語られ、冒頭で小説でいう序章や前書き,これから展開する物語に軽く触れる、さらに締めくくりもちゃんと結論づけられている。 本を書いたり論文など研究をしたりなどする際に最初に何を言いたいかをとなえ,その結果を示すと同じように。 主人公の理論 恋愛をテーマにしたものだから主人公をはじめとする登場人物たちの恋模様を見れると同時にヒッチとアルバートの友情に近い信頼関係を見ることができる。 アルバートはとても不器用で素の自分と格闘しているところや、不器用ながらも努力をおこたらない場面には笑みを誘うものがある。 例え自分が思う人が高いところにいたとしてもその人に対して働きかけるかによって不可能は可能となるのだろう。 物語の中の人物たちだけではなくこれは見る人へも語りかけ,また勇気をあたえるものだと思う。
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by jd69sparrow | 2006-12-17 17:58 | 映画タイトル さ行