ブレイド3

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 モダン・ヴァンパイアアクション第三章,「ブレイド3」。 ついにあくなるヴァンパイアたちとの戦いも終止符を打つときがやってきた...。 孤高な戦士ブレイドが悪のヴァンパイアたちを退治する,痛快なアクションである。 主人公ブレイドは唯一のの理解者で父親的存在でもあり,戦うためのサポート役のウィスラーに助けられ,ウィスラーの力と自分だけを信じ悪と戦う。 ウィスラーはブレイドが信頼をよせるただ一人の人、ブレイドは戦う仲間を持たなかった。 そしてまたウィスリーはブレイドの中にあるヴァンパイアの本能を抑える手助けをできるブレイドにとって頼もしい人でもあった。 ブレイドはヴァンパイアの血と人間の血とをひく混血なのだ。 彼はそんな自分自身とも戦ってきたのだろう。 
 最近、ヴァンパイア映画はあまり見られない。 過去には「ドラキュラ」、「ドラキュリア」、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」などの作品があり,どれも古典的な要素を多く持つものである、それはヴァンパイアなるものを中心に描いていて,ヴァンパイアそのものんい魅力を感じさせるものである。 一方、「ブレイド」シリーズは主人公が遠い昔から生き続けているというかつて多く見られたヴァンパイア映画とは違う。 もちろん ヴァンパイアの特徴として言える“血” 、彼らの弱点である“光”などといったヴァンパイアの性質の部分は共通であるが、他の面は全く違うと言っていいだろう。 敵方が古代から生きているものであろうと臭わせるものはあるが、全般的に作品としてはモダンである。 違うのはアクション映画でもあるというところも一つとして言えると思う。 古くからの何かを感じさせないもの。 時代をふりかえるわけではなく,物語は全て現代におかれている。 だから新たな気持ち、新たな感覚で見、楽しめられるのだ。
 ブレイドは今まで悪のヴァンパイアたち、彼らに従う,いわば奴隷と言う身分にある一部の人間たちに戦いを挑み,渡りあってきた。 ヴァンパイアに従う人々はブレイドにとって厄介な存在である。 彼らはヴァンパイアの従者を示すタトゥー以外は従者ではない人々と何も変わらない。 また,人の血に貪欲なヴァンパイアは人と姿・形は紙一重なのだから。
 さらに厄介なのはヴァンパイアたちは腕をあげつつあったということ。 ブレイド一人ではそれらを食い止めるには荷が重すぎた。
 彼はウィスラーを失い、新たな仲間に加わったハンニバルとアビゲイルと共にチームとして立ち上がり,ヴァンパイアたちとの戦いに磨きをかける。 ハンニバル・キングは元々ヴァンパイアの従者、アビゲイルはウィスラーの血をひく娘である。 彼らの力はヴァンパイアに立ち向かえるほどで、持つ技術はウィスラーに匹敵するものがあった。
 ブレイドは彼らとともに新たな強敵にして最初のヴァンパイアのドレイクと、その仲間たちに宣戦布告する。
 着実に人間の世界の侵略を進めるヴァンパイア、それに従う人間たち。 ますます敵は広まり,従者たちもまた増えていく。 どこでどうなるかわからない。 気づけば従者たちはすぐそばにいる。 さらに太陽の光も通じない、また ブレイドたちでさえ渡り合うには歯がたたない、苦難が次々と彼らに襲い掛かり目の前に積み上げられていく。
 戦う仲間が増え,戦う手段も増えた。 そのことによってそれぞれ違う個性で戦術も豊富。 背にいつもある剣というブレイドの戦闘手段に加え、二人の仲間たちのそれぞれの戦い方,それぞれの力量とがあり、彼らの皆がクール。 “ヴァンパイア”を物語の中心としておくのではなく、ここではあくまで“戦い”が主である。
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by jd69sparrow | 2006-12-22 19:22 | 映画タイトル は行