白虎隊(第一夜)

 幕末、江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜の時代。 このとき桂小五郎らのいる長州藩と西郷隆盛らのいる薩摩藩とが手を組み,薩長と同盟となり北の会津藩にとっては手ごわすぎる敵となる。日本は北と南とが対立する。 だが会津藩は明らかに不利な状況にあったが,“会津魂”を胸に秘めた会津藩は手をつくした。 このとき薩長に対抗するために作られたのが玄武隊でその中でもまだ若き男たちにより形成された隊が白虎隊である。 このとき、同じ旗の下で動いていたのが新選組で彼らもまた会津藩の藩主・松平容保に仕えた。 人々はまだ自由に自分の道を歩むことは許されなかった。 この時代に生きた男たちに課せられたのは“立派に生きて、立派に死ぬ”ことである。 戦で名誉ある死をとげたものこそが男たちにとって意味ある一生であって選ぶべき生き様だったのだと思う。 前編では白虎隊が結成されるまでの物語である。
 酒井峰治をはじめとする16、17歳の若者たちはみな武家の家柄で、会津という地を愛し,“会津魂”を信じ誇りとし志しとしていた。 彼らはその会津のために役に立つことも夢に見ていた。今回,中心となって描かれているのが白虎隊士・酒井峰治、伊東又八、篠田儀三郎である。 会津を取り仕切る松平容保の命により“白虎隊”という名が与えられ,会津のために戦えることとなった。 正義を信じるものたちにとってその正義のもと,自分たちが役に立てることが名誉にもあたいするほどの喜びだったに違いない。 白虎隊となった若者たちの初陣となる。
 峰治は母・しげに“立派に生涯を終える”ということをいつも教えられていた。 生きていくための選択肢はただそれだけで,それが当時の世の中であったようである。 しげはその信念を厳しく息子にいいつけつつも時代により自由に生きていくことをさせてあげられないことに悲しみを感じていたのだろう。 それはこの時代に生きる人々誰もの胸にあった思いであったのだろう。 白虎隊となる若者たちが強くなり,会津のため、家族のため何か役に立てることをしたいという思いがにじみでている。
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by jd69sparrow | 2007-01-07 01:36 | ドラマ・その他