白虎隊(第二夜)

 若き武士たちの戦いと生き様を描いた「白虎隊」。 第一夜では白虎隊結成までを描いていている。 彼らがどのように支えられそこに行き着いたか、また,幕末を生きた白虎隊の若者たちがどんな時代に生き,まだどんな若者たちだったのかが紹介されている。 彼らの多くはあまりにも短い生涯を戦いの中で閉じ,散っていったが彼らは指揮するものに従い,そして後には自分たちの力で戦に立ち向かっていき,辛き戦いの中で武士らしく生き抜いていったのだ。 今の世とはあまりにも違うけれど、歴史は戦いを生き抜いた人々により語り継がれ,あるいは書物として残されたりしてその意志が伝えられていったからこそ戦乱の世から何百年もたった今でもこうして私たちはその出来事を,その時代の人々の生きた証を知ることができるのだ。 時代が違い,社会の色が変わっても人から人へと血が受け継がれ 立派な志をも持って終わりと遂げていった人々の誇り高き魂は今もなお人々の中で生きていると思う。
 白虎隊が始動した、彼らはやがて初陣を果たすこととなった。 それぞれの思いを胸に,会津を守るための戦へと旅立っていく。 彼らは会津の敵・薩長と剣を交えることとなる。 しかし、敵方の強さはとどまることを知らず会津は状況が不利になる一方でその力も衰えていってしまう。どんどん追い込まれてしまう中、会津を守る人々の胸には無念の気持ちがつもるばかりであった。 裏切りといった汚いことを嫌う会津はなんとしてでもその意志をまげることなく貫き通したいと最後の最後まで願っていただろう。 圧倒的な勢力の中、それを実現させることは困難であった。 白虎隊は、そして会津のために生きた人々は自分たちが苦しい時代に生きた証を残すことを思っていたに違いない。
 無念さこの上なく心に抱いた人々は自ら刃を彼ら自身に突き刺した。 そうして命をたっていった人々の誇りは高く、彼らにとっての生きる意義や死ぬことへの覚悟というのは武士の生き方そのもので そうやって生きていく道こそがその時代の“サムライ魂”。と言えよう。 白虎隊の隊士たちの生き方とその力は忘れてはならない。 立派な最後をとげていった若き男たちには確かに武士という名の日本の誇るべき侍の姿が映っていて,宿っていたのだ。
 なぜ彼らのような人々が屈していかなければならなかったのか、また滅びてしまわなければならなかったのか。 戦を好まず,戦がなくなることを願っていた人々はどの時代にもいてどの場所にもいたと思う。 しかしそういう考えを持った人々というのはその時代にむなしくもそぐわないことが常だったのではないだろうか。 しかし“どんな雨が降っていても、生きていれば必ず晴れる”という言葉が今の世を証明しているのではと思う。 その言葉は普遍的な真実を私たちに語りかけていると受け止められる。 どんなに時代が変わっても変わることのない青空のように,“よく生きた”という白虎隊や会津を守ってきた人々の意志と“会津魂”とがこれからも変わることなく生き続ければ良いと思う。 (自分が言うのもなんかもしれないが)そして何年、何十年、何百年たってもこうした事柄が語り継がれていくことを願う。
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by jd69sparrow | 2007-01-08 01:16 | ドラマ・その他