ロング・エンゲージメント

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 時代は20世紀初頭のフランス、戦争の真っ只中である。 フランスとドイツは敵対する関係にあった。 戦争で遠くはなれた恋人たち、男たちは愛する者のもとへ自分の命を無事持ち帰るために戦い、女たちは彼らの生還をただただ信じ,待つのみである。 これは戦時中,万国共通であっただろう。 無事戦いから兵士たちが帰還し、再び会えることができたなら例えどんなカタチであっても涙あふれ,嬉しさこみあげることだろう。 それは奇跡がかなった瞬間である。 しかし、いつどこで何が起こるとも限らず,また命を奪いかねないのがこの「戦争」なのだ。 これによって人生の終幕が降りた者たちも少なくないはずだ。 しかし、「信じる」という思いはとても大切である。 それが支えとなるのだから。 戦争へと赴いていった人々が無事であるということを必死で願い奇跡を求める。 長い長い「エンゲージメント」が続く。 恋人と離れ離れとなり,知らされた事実をそのまま受け入れられず.何度も悲しみにふける。 
 兵士たち五人が軍内で命を代償に罰せられる時が来た、彼らは一人一人思う人がいて思う思い出があったに違いない。 人は守るべきものができたとき、どうしても帰らなければと強く願う。男たちの境遇は様々であるがその中に一人,若き兵士がいたマクネ。 彼には婚約を結ぶ愛すべき人がいた。 マチルドである、彼女がこの物語の語り手で主人公である。 歳も近く,幼き頃からのつながりが彼らの中にはあった。 しかしマクネの死がマチルドのもとに訪れるが、彼女はまわりが何と言おうとも彼の生還を強く信じ、愛とその知らせに謎を見出した彼女はその謎をどうしても解き明かしたかった、また“糸”をつなげたかった。 マチルドに知らされた事、また戦争へ赴いたマクネ自身には多くの人が関わりあっていて、真実へたどり着くには謎を解き明かす必要があり,長い長い距離が広がっていた。  “遠回りをすればいいこともある”。
  
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by jd69sparrow | 2007-01-30 11:56 | 映画タイトル ら行