カサノバ

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 18世紀ヴェネツィア、愛に生きる男がいた。 その名はジャコモ・カサノバ,実在した人物である。 彼は生涯に想像を超える数の女たちと恋をしたのである。 恋という情熱にかられ 一度炎がつくととめることはできない。 恋の芸術家とでも言えようか。 そんなカサノバの物語を綴ったのがこの映画である。 水の都ヴェネツィアの美しい街並みをバックに真実の愛の物語が描かれる。 
 カサノバはたくさんの恋をした。 それゆえ彼はその行動ぶりから有名人であった。 胸に抱く相手は次から次へと変わりその勢いはとどまることは知らない。 美しい人を見つけると一直線なのだ。 ここで描かれる時代は厳しい社会のルールがあった、しかし追いかけられてもそう簡単につかむことができないのが彼なのだ。 追っ手から華麗にくぐり抜けてしまうというまるで怪盗のよう。 自由気ままな暮らしを楽しむカサノバであったが唯一救いの手をさしのべてくれるヴェネツィア総督に,追放をの命を免れるためにも結婚相手を探すこと言い渡される。そんな最中,彼を夢中にして止まない女性が現れる。 フランチェスカである。 彼女はカサノバとは正反対の考えと強い心の持ち主なのだ。 カサノバは自分を偽りながらも彼女へ心から惹かれてゆき,二人の間にはしだいに愛情が芽生え始める。
 「恋の多き人間というのは本当の愛を知らない」というのは本当かもしれない。 真を知らないために衝動にかられてしまう。 そしてカサノバの恋は長く続くことはなくその相手は次から次へと新しい人へと変わっていく。 彼の手中に落ちることなく,むしろそこに留まることを望まず敵としてカサノバを見たフランチェスカなわけである。 人は自分の生きてきた道を覆すような、あるいは自分の考えに反するような考えをもってぶつかってくるという相手には刺激と魅力というものを感じるということがいえると思う。 カサノバはフラチェスカにより本気で人を愛することを知る、それが自分の正体を隠してでも彼女からの愛を求めるという行動にうつさせたのかもしれない。 
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by jd69sparrow | 2007-03-16 19:31 | 映画タイトル か行