アンフェア the movie

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 アメリカ映画では「トゥームレイダー」のララ・クロフトというヒロインが誕生した。それに続き「バイオハザード」のアリスや「アンダーワールド」のセリーンのようにキャラクターは様々であるが戦うヒロインが続々と登場している。 日本でも今、映画作品においての“戦うヒロイン”がここにある。 洋画におけるヒロイン像とは違った風合い。 その役割としてはヒロイン、けれど一言で“戦うヒロイン”というのは少し違うようにも感じられる。 しかし彼らに共通するのはクールであること。 それぞれが各々の正義を持ち,それを貫く。
 元警察幹部の命が次々と狙われ奪われるという事件が起こり、それには警察が隠す裏金の問題がからんでいた。 主人公・雪平夏見は検視官・三上の協力のもと一つの答えにたどり着く。 それは事件の鍵を握ると思われる“Y's FILE”なるものの存在だった。 雪平は公安部に拠点を変えてその謎の真相をつきとめるための捜査にとりかかっていた。 そんなとき一人娘の美央が危険な目にさらされてしまう。 警察病院に運ばれ一命を取り留め,ほっとしたのもつかの間美央をあずけたその病院で事件が起こる。 娘を救い、一連の事件の謎を解くため雪平の戦いがはじまる。 黒幕の存在を知る彼女のまわりにいる誰もが怪しい。 まさに信頼できるのは己のみという状況下に陥っていく。
 一人の刑事として、そして母親として雪平は事件に挑んでいく。 母親としての娘への愛や、自らの大切な存在(娘)をも危険に巻き込んでしまったことへの責任がのしかかってくるなど雪平の人間的な面があらわになる。
 以前の仲間の裏切りから仲間さえも疑わしい、さらに身勝手な警察の重役たち。 雪平は孤高な戦いを強いられる。 常に頭にあるのは黒幕の存在、状況はいつどこでどう転ぶかもわからない。 予測のつかない展開がおもしろい。 この物語はまさに“アンフェア”の上に成り立ち、また,「世の中にフェアなことなんて何もない」という言葉は現実におきかえてもとてもリアリティのある言葉であり事実だと思う。
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by jd69sparrow | 2007-04-29 20:04 | 映画タイトル あ行