MOON CHILD

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 固く結ばれていた友情はずっとカタチを変えず続くものだと思っていた、時代と環境の変化と共に輝きが失われていく。 四人の男女をつないだ友情という絆。 ますます厳しくなる環境下、それでも彼らは笑って楽しいひと時を過ごしていた。 しかし、生きていくのにも必死になった頃彼らの人生も大きく変わっていった。 
 2014年、多くの日本人は日本を離れていった。 それは日本の経済の崩壊を意味していた。日本人はアジアのどこかの国にあるマレッパという移民地区へと移り住んでいったのであった。しかし決して誰もが裕福な生活ができたわけではなく、むしろ貧しい生活を強いられている。 人々は生きるの必死だった。 それは大人と限らず子どもにもあたえられた現実である。 子どもは知恵をふりしぼり生きる手段をえていた。 ショウもその一人だった。 少年だったショウはある日、まるで死んでいるかのようにじっとその場に座り込んでいる男に出会う。 ケイである。ショウはほうっておくことができず、ケイを仲間達のもとへ連れ出す。 それがショウとケイの友情のはじまりだったのだ。 ショウはケイの正体が“永遠を生きる者”だと知ってもつながりを絶つこともなく,月日が流れ、ショウがケイの年頃に追いつく。 ショウと長い付き合いを持つ、トシ、ショウとケイが戦いに挑む中,仲間となった孫、そして孫の妹イーチェの五人の友情の輪がつながる。 時としてショウやケイたちは命の危機に関わるのところへも行き、次第に友情のカタチも変わっていくのだった。
 物語はショウの少年時代の一場面に始まり、主人公たちが生きた時代と五人の間で、あるいは彼らを取り巻く環境下での変化、互いに友として笑い、仲間のために命を張った彼らの軌跡を時代を追い,描いている。 時代が彼らを変えていったのだ。
 生き抜くため、人は様々な手段を探す。 愛する者のため、避けつづけていた道も選ばざるをえない。 全ては愛する者のため、自分のため。 ただそれだけなのだ。 その道を選ぶの仕方のないことなのかもしれない、それに命に代えられるものはない。 しかしその道を選んでいいものなのかと思う。 自分たちの平和を守るためと言って人の命を犠牲にしてもいいものなのだろうか。 これは誰もが思うことであろう。 とは言え、いつか(それが近い未来であれ、遠い未来であれ)そういう現実が身の回りで起こってもおかしくはないのかもしれない。 日本人が移民となるというストーリー設定も100%ないとも言い切れないのではないだろうか。 「映画は未来を予言する」という話をどこかで耳にしたことがある。 
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by jd69sparrow | 2007-05-12 14:07 | 映画タイトル ま行