十戒

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 神がモーゼとその民たちに託した律法、それが“十戒”なのだ。 十戒は現在における全ての国の法律の源と言われている。 そこに書かれているものにはそのまま今に生きているものもある。 例えば“人の命を奪ってはならない”というもの。 キリストが誕生する前の話で舞台はエジプトに始まる。 アブラハムはユダヤ教やキリスト教などのもとを辿り,“信仰の父”と呼ばれる。 その子孫に当たるヨゼフはエジプトへ渡り後に王に近い存在となるが、それから長い月日が経ち,ヨゼフを知らない世代が王となることでそれまでエジプトで暮らしていたヨゼフと同じアブラハムの子孫にあたる民たちは奴隷という身分にされエジプト国家の下で過酷な労働をさせられるようになる。 そんな時に生まれたのモーゼである。 神の預言者であるモーゼが同じ先祖を持つ民たちを奴隷という身分からの解放、そして自由へと導く話である。
 エジプトのファラオ・ラメシスの頃、その国に暮らしていたイスラエルの民たちは彼らに生まれた男子は生きる資格をあたえられなかった。 しかしモーゼの母親はわが子を葬ることはできず,人の目に触れぬところにモーゼを隠し,それをエジプトの王女が拾い,エジプトの貴族として育て上げられる。 大人になったモーゼはやがて己の正体を知ることとなる。 自分には貴族の血は流れておらず,エジプトの国家の下で働かせられている奴隷の子供であるということを。 やがて彼は地位を捨て,国を離れ,神の声を聞く預言者となってエジプトへと戻り,国に使われている民たちを救うための進路を定めるのだ。 この物語で強調されるは「自由」。 エジプトの地を離れ,神から授かりし”約束の地”へと彼らは長い長い旅に出る。 自由を求めて。
 約50年前に作られたこの大スペタクルは4時間という長さの中に収められている。2時間という長さが主流になっている今から考えるとその二倍というのはとても長いように思えるけれどこういう歴史スペクタクルでは逆に2時間の中に収めるというのは難しく,例え2時間に収めたにしても中身の深さに差が大きく出てくることだろう。 しかし全てのエピソードを一つ一つ映像化していくのは途方もないことかもしれない。 かつてはこの映画を越える長さで公開された映画があるという話をどこかで聞いたような気がする。 この映画が公開されたのは1950年代、映画やテレビにカラーが普及し始めて間もないころだろうか、VFXもどちらかというと手作り感があるように思う。 モーゼの十戒の話で有名な海のさける場面はVFXの効果なしには難しいところであるのは明らかである。 聞いた話だとこの一見,非現実的に思える現象は完全にないとは言えないらしい。そしてあるテレビ番組では“この世界こそがマジックである”と言う。

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by jd69sparrow | 2007-07-03 01:44 | 映画タイトル さ行