ナチョリブレ 覆面の神様

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 幼い頃から強くなることを夢見ていた少年は当時から夢中だったレスリングへの思いを秘め、大人へと成長した。 彼の名はイグナシオ、修道士の中でも少し浮いた存在。 神の僕として働くものには,それをすることを禁じられているレスリング。 レスリングをする者たちは虚栄秦から戦っていると見られているからだ。 そうして禁じられていながらも彼はレスリングをあきらめることはできない。  そんな時,イグナシオが神に仕える修道院にシスターがやってきて一目で彼は恋に落ちてしまう。 そしてレスリングをし、その舞台に立つ夢はイグナシオの中で拍車がかかり、スティーブという相棒をつくり,彼と共に強いファイターを目指すのだ。
 ラテンの街が舞台。 そこではレスリングが普及し、強いものは街の人々から注目を浴び,敬られ,憧れの存在となる。 子供たち,孤児として修道院で暮らす子供たちはそういった者たちに憧れる 。 イグナシオのリング名は“ナチョ”、これは少年時代から心に決めていた名前だった。 
 水色と赤をモチーフにした覆面(衣装)とパツパツのパンツというスタイルでリングに立つイグナシオ(以下、ナチョ)は小さい頃からからの夢をパートナー(スティーブ)と共に少しずつ少しずつ実現させていく。 盗人だったスティーブといつの間にか友情が芽生え、そんな友情パワーとシスターへの思いがナチョを強くした。
 ナチョの少年時代を思い起こせるようで,分身のようでもある少年がいた。 少年もまた修道院で暮らす孤児の子供の一人である。 そこでナチョは少年のためにも,それまで誰かに憧れるだけの自分から,子供たちの憧れの対象となるようその道を目指す。
 ナチョは強くなることが最大の目標。 自分だけのためでなく大好きな子供たちのため,好きな人のため,タブーであることも恐れず,レスリングに没頭していく。 修道院発の修道士レスラーの誕生だ。
 メキシカンな色に染まり,ブラックお得意のユーモアも炸裂し、ほのぼのとしたコメディドラマという味を出している。 修道士を脱げば,とても修道士とはかけ離れた,レスラーをただ純粋に目指している,男なのである。 修道士仲間から中々受け入れらなくても修道院の子供たちに希望をあたえ、夢をかなえるヒーローであることは不変の事実である。
 ナチョは志の違うスティーブ(ちなみにリング名はヤセ)とやがては分かち合い、お互い助け合いながら友情を深めていくのはとても温かい。
 肌の色が違うことで同僚からは冷たく見られていても決してへこんだりはしない。 その姿こそがヒーローなのだ。 そんな前向きな性格なナチョ,それを演じるジャック・ブラックとが見事にマッチしているように思う。

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by jd69sparrow | 2007-07-30 11:40 | 映画タイトル な行