オーシャンズ13

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 アメリカ・ラスベガスと言えば“カジノ”、“オーシャンズ”はまさにそこから始まったのである。11の「カジノ」からスタートし,「12」のフランスを経て、原点「カジノ」へと戻ってくる。 シリーズはそれぞれ物語の意図が違う、共通することがあるとすれば“仲間の絆”。 各方面のフェイクのプロが集結し、大仕事を成し遂げるというもの。
 これは「オーシャンと十一人の仲間」のリメイクであるが、最高のキャスティングが勢ぞろいという他,内容が充実している。 オリジナル版はまだ知らないけれどリメイクと言われなければそうだと気づかない。
 アメリカには日本の「釣りバカ」のように長編シリーズは「007」や「SW」がある。 「オーシャンズ」はどこまで続くのか。オーシャンズのメンバーの生活の変化や成長はあってもストーリーの意図がそれぞれ独立しているし、もしかしたらこれから先も続くのではないかと期待が寄せられる。 キャストのコメントにもあったような気がするのだが「オーシャンズの子どもたちが登場するところまで話は進むかもしれない」という話題もあった。 シリーズが続き、歳月がどんどん流れるとキャストの入れ替えがあったりして完全に同じメンバーでというのは中々難しい。 けれど全く同じ主要キャストが全員顔を揃えることが実現するたびに嬉しく思う。 「オーシャンズ」のシリーズの条件はそこなのだ。
 カジノでの大稼ぎがあってから6年。 オーシャンズが再びカジノであることを成し遂げようと決意した。 それは仲間の一人ためにオーシャンズが立ち上がり復讐すると同時にその相手をこらしめるということ。 オーシャンズが一仕事するときその資金の支えをしてくれる仲間,ルーベンは信じていた仲間に裏切られ,ルーベンが手にするはずのホテルカジノはその相手,ホテル王ウィリー・バンクによって奪われることに。 それにショックを受けたルーベンは病にふしてしまう。 “みんなは一人のために、一人はみんなのために”という言葉がそこにある。 ダニー・オーシャンやラスティをはじめとするオーシャンズ・メンバーは全員でバンクに立ち向かうのだ。 
 2001年に始まったジョージ・クルーニーとスティーブン・ソダーバーグを筆頭に始まった「オーシャンズ」。 音楽から物語の雰囲気、オープニングなどの全体の背景が今現在のものでありつつ、その中には“レトロ”な色がある。 キャストもストーリーも全部現代だけど、今であって今ではないという感じ。 古きよき時代から伝わる娯楽映画の王道を貫いてると言うのが今回の第一印象。 ジャンルでいうなら娯楽+コメディ。 あちこちに笑いが含まれている。 アメリカンならではのジョークや小ネタを知っていればいるほどさらにおもしろくなる映画だと思う (しかも男ばかりで、その中に一人女性がいるという。 まるで砂漠に咲く一輪の花のごとし)。
 オーシャンズたちにはいつも明確な目的がある。それを成し遂げるためにいろいろな手段を念入りに計画し、実行するという,それもひとつの見所。 そして毎回出てくる強敵相手に戦いを挑み,見事にその相手にフェイクをしかけ仕事を成し遂げるというのがさらにまたおもしろい。
 敵もゴージャスなホテルの経営者だったり,警戒心や守りも強い。 そして個性という色ももちろん濃い。一筋縄ではいかない。 毎度そうして個性の強い敵が出るだけに毎回の敵にも期待がかかるのだ。 
 そして恒例のようにある変装。 今回はみんなが変装をし、それぞれが重要なポジションにつき,役割を果たす。 その連携プレーもまた見所である。 誰かがピンチかと思いきや,その窮地を救い,逆転に持ち込む者がいる。 それぞれの道のプロがいるだけに,またそこに“友情”があるからこその“技”なのだ。
 決してコマーシャル・予告は裏切らない。 予告からわくわくさせるのがこの作品の長所だ。そこから見れる雰囲気と変わらない、あるいはそれ以上のものが待ち受けている。  今回で第三作目。 まだ「最後」とは告げられていない。

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by jd69sparrow | 2007-08-22 02:20 | 映画タイトル あ行