バイオハザードⅢ

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 ふつうの一般的なホラーと言えば、恐怖が少しずつじわじわと忍び寄り、ビジュアル的にも精神的にもぞっとする,そして見終わった後も恐怖や衝撃が残る。 ホラーならではのスリルを存分に出しつつ 恐怖,つまりアンデッドたちと戦うサバイバルアクションというエキサイティングに彩られたのが「バイオハザード」である。 ホラーとアクションという二つの組み合わせが最高な臨場感とスリルを生み出しているのだ。
 
<前回までの話>
 アンブレラ社は製薬会社の中でも大きな存在である。 その裏では“T-ウィルス”という恐ろしいウィルスが開発されていた。 ある日、そのウィルスがアンブレラ社の研究所ハイブ内に漏出してしまった。 研究所内の人々はみな,たちまちT-ウィルスに感染し、ウィルスが己を蝕み,食欲のみが残され、人としての機能を失った“アンデッド”になってしまう。
 アンデッドたちの脅威をおさえるべく主人公アリスをはじめとする一行は研究所へ入るが、“感染” の力はアリスたちの想像をこえ,都市へ大きく広まっていった。 生き残りをかけた戦い、アリスはアンデッドや仲間を失う恐怖を目の前にしながらも生き抜いていく。

<今回の話>
 アンデッド、さらにはそのバックにいる者たちを相手に戦うアリスは仲間を失い、再び仲間をえるも,彼らと離れ、一人砂漠の中を歩いていた。 彼女のまわりはおろか、いまやT-ウィルスの脅威は世界中へ広まっていた。 世界は腐敗し、アンデッドがあふれるばかり。砂に覆われた大地が無限に広がり,大地を埋め尽くしている。 生存者は日に日に減り、ごく一握りの人間のみとなっていた。 人々はウィルスの感染と死に追われ,逃げることと戦うことの連鎖の中,日々を過ごすことを余儀なくされている。
 アリスはアンブレラ社から自分が利用されていることを知りつつ,生存者たちを守るという使命を果たすため,アリスも知らない彼女自身に起こる変化・はかりしれないパワーを武器に戦う。再会した仲間カルロスやクレアとともにアンデッドとアンブレラ社へと立ち向かう。

<感想>
 アリスには戦いの日々の中、確実に進化し続ける力があった。 それはアンブレラ社の策略なのか。 それは超人以外なにものでもない。 彼女はそれを敵と戦う力であり、人々を災いをもたらすものであると考えている。 アンデッドでもなく、人と一言で言えるわけでもない。 主人公がパワーアップすれば、敵も力をつける。 暗闇を舞台に恐怖と戦うという領域はとう越えている。 アリスには多くの謎と力が秘められている。
 日本の剣を持ち,アンデッドや新たな敵スーパーアンデッドたちと戦う戦士アリス。純粋にのかっこよさからくるおもしろさもあり、もちろんホラーとしての恐怖も随所に待ち構えている。 いつなんどき,どこであっても恐怖は恐怖。 それに変わりはない。 静けさの中の音ですら恐怖であり驚き。 たとえ次の展開が予想できたとしても,想像以上のものが起こる。 どこかに必ず何かがいるという感覚、そして何よりしだいに高く,小刻みになる音楽。 その瞬間、まるで人が後ろから近づくかのように“何か”が近づいてくる。 音楽の音色はストーリー展開をつくり、人の心境や感情を表す。 なにか恐怖がくるときは音楽そのものが、見る者の背筋を立たせる。 映画を盛り上げる重要なポイントだと思う。
 主人公の強さ、すかっとし謎と期待を残すストーリー展開におもしろさがある。 主人公は迷いも無く、次々と敵を倒し、そのまわりや正体が語られるのだがアリスについて明らかにされるごとに逆にミステリアスさを増すことや主要人物たちの感情もよく描かれている。 それぞれの思いが交差する場面、進化をするアリスの力が大きく示される場所がとても印象的であり、前作までとは違う世界観をかもしだす。 
 物語は謎を残しつつも希望や期待の持てるように幕が閉じられる。 人が作り出したもので人類が危機にさらされ,人が人を追い込む、アリスや他の生存者たちはアンデッドと戦うが,真の敵はやはり人間。 全ての元凶を作ったアンブレラ社なのだ。 最後,展開としては、ファイナルステージもクライマックスを向かえ、最後の決着へと主人公が持ち込み,突入するというふうである。 映像的な美しさやストーリー展開のスケールアップと映画じたいのおもしろさがより進化したシリーズ三作目。 さらに作品全体が見ごたえあるホラーアクションとして再びスクリーンに戻ってくることを期待し、願いたいと思う。

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by jd69sparrow | 2007-11-20 23:18 | 映画タイトル は行