アイ・アム・レジェンド

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<あらすじ>
 2012年、世界中の人々は滅び,地球上で生存者はただ一人と思われる。 ロバート・ネビルである。強力なウィルスが世界を蝕み,あまりにも多くの人々が命を失った。ネビルは、人っ子一人いない、ニューヨークで唯一の話し相手で犬のサムと共に生きていた。
 彼を突き動かすのは、ウィルス感染者を治療し、世界に再び人類を再生するという責任感だった。 夜はウィルスに感染し,人間としての理性が失われた人々,“ダークシーカーズ”からの恐怖と闘うネビル。 科学者としての才能を頼りに日々研究を重ねるネビルの努力が報われるときは果たして来るのだろうか…


※ネタバレ注意※

<感想>
 人は一人、広い世界に取り残されたら一体どうするのか。 静まり返った世界で話相手は犬だけ。 たとえダークシーカーズの恐怖がなかったとしても、途方もなく続く時間を一人で過ごすというのは恐ろしいことだろう。 何かが潜んでいるかもしれないと自分の知る世界の外から怯える毎日が続く。 一人でいることが最初はよかったとしても、それが長く続くと人はおかしくなりかねない。 ネビルは正気を失うことなく、なんとか毎日を過ごしている。 ただ、それは彼が科学者で、ことの元凶であるウィルスの脅威をとめることができる,いや、この世に希望を蘇らせる唯一の可能性であることが幸いしていると言える。 もし、仮に科学者ではない人が一人,生き残っていたら,この状況をどうしただろうか。 ひょっとしたら奇跡が起こせるかもしれないし、あるいは人類はとっくに滅亡したいたかもわからない。 
 常に緊張感のつのる状況が続く。 孤独の中にいるネビルがどういう思いでいるのかというのが、ストレートに伝わってくる。 映画の中で彼は恐怖を恐れていて、それが観ている側を同じ思いにさせる。 崩れそうな精神を必死に抑え,安心感をできる限り自らにあたえるとか。 だからこそ、次に何が起きるかをずっと意識せざるをえないのだ。
 愛する者が側にいるわけでなく、毎日,もしかしたら生きているかもしれない誰かに呼びかけをし、世界中の人々を救い、人類を復活させることをあきらめず,可能性を信じる。 人はあきらめたら終わりなのだ、言い換えればあきらめなければ奇跡だって起きる。 日々努力を重ねていけばその努力は報われるときがくる。そう感じさせた。 
 “地球上でたった一人になってしまったら自分はどうするのか”(確か、この作品のうたい文句にもあったと思うが)、本気で考えさせられる。 主人公が陥ったように,いかにして孤独と恐怖と戦うか、そして正気を保っていくか。 考えただけでも恐ろしいと私は思う。 “外からの恐怖”というのがここで取り上げられているわけで、しかもそれに一人で立ち向かわなければならないとなると並々ならぬ精神力を要する。 主人公がどう精神力を持ち続けるか、気がおかしくなってしまうような状況をどう切り抜けていくかという物語でもある。

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by jd69sparrow | 2007-12-24 03:16 | 映画タイトル あ行