茶々 天涯の貴妃

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 戦国時代の魔王・織田信長。 その妹・お市の方と義弟の間の長女が茶々である。 人からは淀殿とも呼ばれていた。 彼女は何度もの屈辱を味わいながらも戦国の世を生き抜き,己の運命に翻弄されつつも,その意志を貫いた強い女性である。 武士(もののふ)のような心を持っている。そんな茶々の生き様を描いたのがこの物語。両親を死に追いやった男の側室となり、徳川家康と真っ向から戦いを挑んだ茶々の人生はどんなに屈辱と悲しみにあふれたものだったのだろうか。 仇として見ていた豊臣秀吉の人間性に惹かれ、生涯を秀吉とともにし、彼の遺志をも大事にすることと相成った,茶々はどんな思いで、生きたのだろうか。
 いかなる権力を目の前にしても茶々の,するどい目の奥にある炎(パワー)はうゆらぐことなく燃え続ける。 この時代を含め,武士が生き,戦があった時代の女性に自由は許されず、男たちの政の中で、ただそれに従うことの他、選択肢はない。 誰かが天下をとれば、その存続のために女性が世継ぎを産むことに努めるのみであった女性の運命を覆すような生き様である。戦は武将たちだけのものではなく、それを支える女性たちも関わるものである、つまり戦に命を注いだのは女性も同じであることを強く感じさせられたのだ。    
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by jd69sparrow | 2007-12-27 23:55 | 映画タイトル た行