ジャンパー

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 ジャンパー。 それは思い描ける場所,あらゆるところに自由に瞬間移動のできる能力を持った人々である。 これは長きに渡り,受け継がれし力。 生を受けてから五年でその力が開花し始めるという。 大人になるにつれ,その力のコントロールは正確となっていく。 自由気ままにジャンプ(瞬間移動)するジャンバー、しかしこれをよく思わない人々がいた。 パラディンという組織だ。 ジャンプの力はないが、ジャンパーを追跡する力はジャンパーを恐れさせるほど。 しかも、彼らもまた、はるか昔より受け継がれている存在。 追うものと追われるものとの壮絶な戦いを描いた,SFアクションアドベンチャー、それが『ジャンパー』である。

<あらすじ>
 ディヴィットは少年時代から目立つ存在ではなく、人付き合いに関して奥手だった。 そんな彼が思いをよせる,ミリーへ贈り物を渡そうとしたとき、その贈り物をいじめっ子の手により,凍った湖へと捨てられてしまう。 それを取り戻そうとしたディヴィットは足元から氷が崩れ,湖へ落ちてしまい、息が苦しくなった次の瞬間、彼は全く別の場所に倒れこんでいた。
 それからジャンパーとしての自分の能力を知ったディヴィットは、“力”を使い 贅沢な人生を歩み始める。
 大人になったディヴィットはミリーへの思いは変わらない。 相変わらず能力を好き放題使い続ける,彼の背後にはパラディンの影が忍び寄り,ディヴィットと彼のまわりの人たちに危険が迫っていた。

<コメント・感想>
 アメリカから始まり、イギリス(ロンドン)、ローマ、エジプト、東京と、ジャンパーの行き先は世界中,無限に広がっている。 よく映画ではロケをするために,実際の設定の場所とは違う場所を代用することが多いようだが、この映画の中に出てくる場所のほとんどが、CGでも,代用の国でもなく、本物だという点は物語にリアリティを与えるという面で,とても大きい。 コロッセオもスクリーンを通してだが、見れたことに少し感動をしたくらいだ。
 東京など日本が外国映画の中で使われていることもあるが、外国から見た日本を見ることもできるし、その場面が短くてもスリリングなアクションが楽しめる。
 瞬間移動もただ,画面からふわっと消え、別の場所からふわっと現れるのでは、うそっぽくて、迫力にかけるけど ここでは違う。 瞬間移動そのものが斬新。 ジャンプは一瞬だけど、その一瞬が細かくて力強い。 作り手の言葉にもあるけれど、ジャンプするとき、(瞬間)移動されるのはジャンパーだけではないのだが、その斬新さを裏付けている。 ワンパターンに留まらず、ジャンパーはその力を様々な方法で駆使しているところがかっこいい。
 これも引用するようだが、ジャンパーを追うパラディンは、敵であって悪ではにことが、アクションとしてはあまり見かけない、むしろ新境地ではないだろうか。 ジャンパーにとっては厄介な相手、だけど彼らは彼らの正義を貫いているし,彼らの言うことには説得力もあり正論と言えることも多いと私は思う。 だから、勧善懲悪ではないだろう。
 さらに、ジャンプすることがジャンパー自身の過去や現在(・未来)であり、彼らのジャンプする意味やその人間性にもつながる。
 ジャンパーとパラディンの関係など、まだ多くを知らない主人公ディヴィット。 これから,もし話が続いていくのならば、(愛のために)ただの能力者としてだけでなく、大切な存在のために戦う者としてのディヴィットに期待したい。

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by jd69sparrow | 2008-03-24 16:43 | 映画タイトル さ行