魔法にかけられて

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<イントロダクション>
 なんと言っても特徴的なのが、アニメから実写へ移るというコンセプトである。 一つの映画に二つの全く異なる世界が存在しているのだ。 ドリーミーな世界と広い世界だけど、リアルな世界(現実世界)である。 おとぎ話の住人と現実にいる人、どちらも相手に自分の世界に通用しないこと,共通することとある。 この2つの世界観がミックスされ、新しいジャンルをつくったのがDisneyの『魔法にかけられて』である。

<あらすじ>
 ジゼルはいつものように小鳥やリスといった,森の動物たちと会話をし、素敵な王子様とめぐり会えること、そして真実の愛のキスをすることを夢見ていた。 そんなある日、ジゼルはトロールに襲われ,そこをエドワード王子に救われる。 二人は一瞬で恋に落ち,翌日には結婚をする約束まで交わした。 それを良しとしない人がいた。 エドワードの継母で女王のナリッサである。彼らの結婚で、ジゼルに自分の地位を奪われるのではないかと恐れた女王は結婚式の前にジゼルを騙し,城にある井戸へ突き落としてしまう。 女王の正体は邪悪な魔女だったのだ。
 井戸の奥へ奥へと落ちたジゼルがたどり着いたのは、なんと現実世界,現代のニューヨークだった! そこで彼女はバツイチで弁護士のロバートに出会い、異世界に来て,初めて 人の優しさに触れる。 ジゼルが異世界に(おとぎの世界から)追放されたことを知った,ジゼルの友達,リスのピップと、エドワードはジゼルを追って ニューヨークにやってきた。 しかし、その背後では魔女の目が光っていた…。 果たして、ジゼルは王子と再会し、彼女の国,アンダレージアに戻れるのだろうか。

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<感想>
 おとぎの世界からやってきた,その住人たちは、まさにおとぎの世界から飛び出てきたというくらい,そのままで形を崩さない。 滑稽にも見えるが、純粋で素直、そして夢を大きく持つ,ジゼルの心は現実の世界を和らげる力を持っている。 ジゼルとロバートはそれぞれ、理想主義と現実主義という正反対な性格の持ち主。 ロバートが夢見心地なお姫様にあっけにとられる以上に、ジゼルは現実世界の広さや、人々の様子、そして,自分とは全く反対の考えの持ち主にカルチャーショックを受けたことだろう。
 ロバートとジゼル,お互いはお互いに影響を与え,心も変化し始める。 全然気が合わないように思われた二人にも一つ共通することがあり、それは真実の愛を知らず,互いに恋人がいるということである。 そんな状況にあった二人は,はじめは互いの価値観の違いに驚くばかりであったが、次第にそれぞれが持つ良さを見出し、そこから多くを学んでいく中で二人は変わっていくのだ。
 特にジゼルの変化は大きい。 後半になるにつれ、シンプルで控えめなスタイルになるけれど、同時に女性らしく,また美しく成長していくのである。 それは外面的なものだけではない。 変化していくジゼルにもなお,好感が持てるのは、やはり彼女の根本的な部分が変わらず残っているからだ。
 様々なディズニーの(過去の)作品をまとめた感じであるというのが映画を見た直後の感想であるが、実際,いろいろなディズニーアニメのパロディやオマージュということがわかった。 あらゆる面でディズニーファンを喜ばせるものであwり、とにかく(この作品について)知れば知るほど,すごいところに気づくと思う。
 そういった細部にいたるまで,施されたこだわりを発見することや媒体が変わって登場する,これまでのディズニーを見て楽しむなど、ストーリーの他にも見所はたくさんある。 このパロディはとても楽しく,見ごたえがある。
 ジゼルの変化、ディズニー作品による,ディズニー作品のパロディやオマージュ、リスのピップ…笑いあり、ロマンティックありの物語である。 そして、ジゼルの可愛らしいキャラクターが魅力的だ。

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by jd69sparrow | 2008-03-30 23:00 | 映画タイトル ま行