ナルニア国物語 第二章 カスピアン王子の角笛

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 第一章の公開から三年という月日が経った。 “ナルニア国物語”の新たな歴史の一ページを私達は目の当たりにする。 しかも、全くその姿が変わり,同じ世界であることを一瞬,目を疑ってしまうくらい。 物言うケモノたちが暮らし,豊かな自然に恵まれた素晴らしい国“ナルニア”。 とは言え、前回に負けず劣らずのVFX、壮大なアクション、それぞれ成長しているぺベンシー兄弟…そしてディズニー映画の中で今までにないと言う,男性主人公など,おもしろさが一味違う『ナルニア国物語』がここにある。

<第一章のあらすじ> 
 一年前 ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの四兄弟は疎開して訪れた(つれてこられた)カーク教授の家の,衣装ダンスを通じて魔法の国・ナルニアにやってきた。 ナルニア国はアスランという偉大な王によって建国された国。 魔女の呪いで冬の国に変えられたナルニアを、“ナルニアの伝説の王・王女”であることを初めて知らされた四人の兄弟たちはアスランたち,ナルニアの民たちと力を合わせ救った。

<第二章のあらすじ>
 その後、自分たちのが暮らす,元の世界と戻った四人。 それから一年。 彼らは再びナルニアへと呼び寄せられる。
 ぺベンシー兄弟が暮らす世界とナルニアとの時の流れは大きく異なっている。 兄弟たちの一年は、ナルニアでは1300年なのである。 一年前、ナルニアに訪れた彼らは、魔女との戦いの後(すぐには元の世界には戻らず)、大人になるまでナルニアをおさめ続けたが、元の世界に戻るとナルニアに初めて訪れたときと同じ子どもの姿に戻っていた、つまり,衣装ダンス入ってから,わずかの時間しか(元の世界では)経っていなかったのだ。
 1300年経ったナルニアはかつての輝きは失われ、魔法の力さえほとんど感じられない。テルマール(戦いの民)という人間たちの国の圧力により,大きな打撃を受け、わずかに生き残ったナルニアの民も希望を失いかけている。 しかし、完全に希望が絶たれたわけではない。 希望の光をナルニアに呼んだのは敵国の王子・カスピアンだった。
 ぺベンシー兄弟とカスピアン王子…彼らの勇気を信じたナルニアの民たちがナルニアを守るため,立ち上がる。

<感想・コメント>
 1300年という長い年月が過ぎ,ルーシーがナルニアで初めて出会った 半神半獣のタムナスさんやぺベンシー兄弟を支えてくれたビーバー夫妻もいない。 兄弟たちはその現実に驚き・ショックを隠せない。 千年以上経っている事がわかっていても寂しいものがある。 しかし、今回も小さな勇者・リーピチープや、ナルニアに再び平和が戻ることを疑わないトリュフハンターなど愛らしい,物言うケモノたちがいる。
 昔は敵どうしであったナルニアの民たちも互いに手を組んで戦い,アスラン不在の中でも全力を尽くすという見所満載だ。 作り手たちが前作とは違うビジュアルを見せるという工夫は、時を経てナルニアの文化が変化していったというふうにも考えられる。
 ピーターなど,主要人物の四人の(前回の旅からの)成長がしっかり,彼らの中に刻まれているのがよく描かれている。 つまりは、前回の旅のあとが彼らの中に残り,留まっているということ。 特にそれが鮮明なのがルーシーとエドマンド。 ルーシーは誰よりも落ち着きがあって,聡明さが増しているし,思慮深さや冷静な判断能力が備わっている。 エドマンドは“正義王”とされるように、まさに,その言葉どおりである。 エドマンドもまた,冷静さが宿り,最初の冒険のときは悪の誘惑に屈したけれど,そんな過去を感じさせないほど大人へと成長している。 常にそういった経験から得た力を失わず,ピーターよりも大人(で冷静)にさえ見える。
 テルマール人の中で数少ない,ナルニアへの思いを持つ,カスピアン。 叔父で欲深き王。ミラースのもとから,逃れナルニアへとやってくる。 ナルニアへ平和をもたらしたいという気持ちを持ちながらも,最初はどこか頼りないように見えるが、その思いは強い。 彼がナル二アの民や伝説の王たちとの出会いを果たし、王としての器を養っていく過程も見所の一つ。
 話は変わるが、今更ながら知ったことがある。 この“ナル二ア国”がある意味で“ネバーランド”のような感じであることと、物語が辿り着く場所・展開である。 いずれにせよ、物語の続きが楽しみだ。

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by jd69sparrow | 2008-05-30 21:47 | 映画タイトル な行